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2022.07.11

知財ニュース

キッザニアと環境移送ベンチャー・イノカによる「サンゴ未来研究所」がオープン─サンゴの生態系を再現したAI / IoT水槽を設置

体験型環境教育プログラム「サンゴ礁ラボ」を提供する東大発環境移送ベンチャー企業・株式会社イノカと、こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP 株式会社は、2022年夏に「キッザニア東京」と「キッザニア甲子園」で、期間限定パビリオン「サンゴ未来研究所」をオープンする。

パビリオン「サンゴ未来研究所」は、KCJ GROUPが2021年12月から「世界を救う主役は、こども達だ。」をスローガンに開始した「キッザニアSDGs」の取り組みにおいて、こども達が解決したい身近な地球の課題として関心が高いと集計結果が出た「サンゴの減少問題」をテーマにしている。

こども達は「サンゴ研究員」となり、気候変動の影響でサンゴが消滅する危機にある現状と、サンゴや海の環境を守る大切さを学び、サンゴの生態系を再現した水槽を観察し、サンゴの未来について考えることができる。1回の定員は6名、所要時間は約35分。給料は8キッゾ(キッザニアの専用通貨)で、観察シートを成果物として取得することができる。

イノカとKCJ GROUPは「サンゴ未来研究所」での体験を通じて、生き物のリアルな生態に触れサンゴ礁を取り巻く環境変化を知り、こども達が地球規模の環境課題について主体的に考える機会になることを願っている。

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イノカについて

イノカは、日本で有数のサンゴ飼育技術を持つアクアリスト(水棲生物の飼育者)と、東京大学でAI研究を行っていたエンジニアがタッグを組み、2019年に創業したベンチャー企業だ。自然を愛し好奇心に基づいて飼育研究を行う人々の力と、IoT・AI技術を組み合わせることで、任意の生態系を水槽内に再現する『環境移送技術』の研究開発を推進している。

2022年2月には世界初となるサンゴの人工産卵実験に成功した。「人と自然が共生する世界をつくる」をビジョンに掲げ、サンゴ礁の生態系を通じて地球環境問題について楽しみながら学べる体験型環境教育プログラム『サンゴ礁ラボ』を展開している。
今回の期間限定パビリオンには、イノカのサンゴ礁ラボ2022年度オフィシャルスポンサーである株式会社商船三井も協力している。

キッザニアについて

「キッザニア」は、現実社会の約2/3サイズの街並みに、実在する企業が出展するパビリオンが建ち並び、さまざまな仕事やサービスを体験することができる。キッザニアのコンセプトは、「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた『エデュテインメント』。こども達が好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」だ。

キッザニアSDGsセンターについて

2021年12月に「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」にオープンした体験型SDGsパビリオン。こども達は、キッザニア誕生の物語を通じてSDGsの考え方について学んだあと、「未来を変える!アクションラリー」を体験し、食品ロスや服の大量廃棄など、地球が抱えるさまざまな身近な課題について考えることができる。

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「人工サンゴ礁」の知財記事はこちら

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Top Image : ©︎ KCJ GROUP 株式会社

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