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2025.04.09

知財ニュース

大阪・関西万博、小山薫堂プロデュースのパビリオン「EARTH MART」公開―食の循環と未来を探る空間

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2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で、小山薫堂氏がプロデュースするシグネチャーパビリオン「EARTH MART」のコンテンツが公開された。

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このパビリオンは「食を通じて、いのちを考える」をテーマに、多様な食の担い手と共創した約20のコンテンツを展示している。「EARTH MART」は、食といのちの循環に触れ、未来へのヒントと出会う空想のスーパーマーケットとして設計。パビリオン内は「いのちのフロア」と「未来のフロア」の2つのエリアで構成されている。

「いのちのフロア」では、食材の本質や背景に焦点を当てた展示が行われている。例えば、「野菜のいのち」では、野菜が新しい種を作るための過程を紹介し、「いちばん食べられる魚」では、世界で最も消費されているイワシの重要性を伝えている。また、「家畜といういのち」では、人が食べるために育てるいのちの意味を考えさせる展示があり、「いのちのはかり」では、食べ物の重さではなく、いのちの重さを感じる体験が提供されている。

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いちばん食べられる魚

地球でいちばん食べられている「イワシ」をモチーフにした展示

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いのちのはかり

食べ物の重さをはかるための「はかり」ではない。いのちの重さを感じるための「はかり」

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一生分のたまご

日本人ひとりが一生で食べる卵の数は、約28,000個。その量は世界トップクラスで年間300個以上を消費し続けている。

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世界のレシート

世界に実在する、一週間分の家族の食糧。データや数字からでは読み取れない、本当の人々の暮らしが見えてくる


「未来のフロア」では、伝統やテクノロジーを融合させた新しい食の形を提案している。「未来を見つめる鮨屋」では、鮨職人とフードテクノロジーの融合による食の未来を示し、「進化する冷凍食」では、食材を凍結粉砕してパウダー化する技術が紹介されている。さらに、「味を記憶し、再現できるキッチン」では、調理過程のデータ共有による料理の未来像を描いている。

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未来を見つめる鮨屋

鮨職人×フードテクノロジー伝統と革新が融合することで、食の未来が見えてきます。

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進化する冷凍食

あらゆる食材を凍結粉砕してパウダー化。それは食の新たな可能性を広げます。

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味を記憶し、再現できるキッチン

世界中で調理過程のデータが共有される未来。料理の楽しさも、技術も、文化も記憶され、時空を超えてゆく。

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みんなが幸せになる未来のお菓子

子どもたちが思い描いた未来のお菓子を集積

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UMEBOSHI 〜BANPAKU-ZUKE〜
2025→2050

ここで作る梅干し「万博漬け」。ただし樽を開けるのは2050年。いわば「食のタイムカプセル」


このパビリオンは、食を通じていのちへの感謝の気持ちを育み、「いただきます」の価値を世界に発信することを目指す。

ニュースリリースはこちら

公式サイトはこちら

Top Image : © EARTH MART 広報事務局

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