三井不動産レジデンシャル株式会社は東京都港区にて、シニアレジデンス「パークウェルステイト」のフラッグシップ物件となる「パークウェルステイト西麻布」を2024年10月1日に開業すると発表した。

「パークウェルステイト」は、健康と安心をベースに、それぞれの街の文化や特徴にあわせたデザイン、豊富なサービス・アクティビティを提供する3物件を現在展開している有料老人ホームだ。2024年秋には「パークウェルステイト西麻布（東京都港区）」と同時に、「パークウェルステイト幕張ベイパーク（千葉県千葉市）」、「パークウェルステイト湘南藤沢 SST（神奈川県藤沢市）」の一挙3物件の開業を予定している。

「パークウェルステイト西麻布」は、地上36階、総居室数400室の超高層大規模シニアレジデンスで、港区西麻布四丁目の視認性高い立地に位置するパークウェルステイトシリーズにおいて初となる都心立地物件だ。

価格は公式サイトによると、専有面積41.85㎡の1LDKのプランの場合、1人入居で入居時75歳であれば7,398万円、82歳以上は4,932万円。間取り、価格は、専有面積39㎡台～140㎡台まで幅広いプランが用意されており、プランによっては入居費は最大5億円になる場合もあるようだ。

六本木で話題の書店「文喫」監修のもと、1,800冊以上の蔵書を誇るライブラリーや、カラオケルーム、マージャンルームなど様々なライフスタイルにあわせた多彩な共用施設が設置されている。

その他にも、入居者同士の交流やゲストとの歓談に利用できるロビーラウンジ、約2,200㎡の緑豊かなプライベートガーデンや自然に触れながら朝食や喫茶を楽しめるティーパビリオンが用意されている。

4つのゾーンで構成されたスパ・フィットネスフロアでは温水プールの「ウェルネスプール」や「フィットネスジム」、「リラクゼーションラウンジ」、「大浴場」が用意されている。また、これらの共用空間は、建物内でも自然とのつながりを感じられるバイオフィリックデザインをテーマにし、外部の緑や光を建物内部へ取り込む設計になっている。

予約不要で毎日利用できる35階に位置するダイニングは、帝国ホテルが調理・サービスを提供。メニューは和食・洋食・中華を入れ替えながら提供し、ディナーは好きな料理を組み合わせるプリフィックススタイルだ。

コースメニュー一例

36階には、プライベートダイニングが３室用意され、帝国ホテルのコースメニューが味わえる食事会、部屋に備え付けのライブキッチン（１室）を活用し、入居者が料理人を招へいできる特別な食事場所として利用可能だ。

有料老人ホームとして国内で初めて共用部および全居室へ顔認証システムを導入。これにより、鍵を持たずに外出することが可能になるほか、鍵の紛失や置き忘れ、荷物で手がふさがっている状態での鍵の取り扱いなどの煩わしさから解放され、快適な日常生活を過ごすことができる。

また、顔認証により個人を識別することで、事前に知らされているアレルギー情報の確認や、その場での会計手続きが不要になることに加え、大浴場など特定の場所における長期滞在者の把握や安否確認システムへの連携により、入居者の利便性と安全性の向上に貢献するとしている。

日々の健康管理をサポートするため、医療法人社団慶永会によるクリニックを併設。日常診療に加えて、定期的な健康診断の実施や入居者専用時間における健康相談対応などの医療サービスが提供される。

また看護・介護サービスは、東京海上日動ベターライフサービス株式会社が提供する。レジデンスには看護スタッフ・介護スタッフが24時間体制で常駐し、日々の健康相談から体調不良時のサポートを行う。介護が必要になった際には、介護専用フロアを利用することで、専任ケアスタッフによる介護サービスを受けることが可能だ。

さらに、東京海上日動ベターライフサービスによる介護保険事業所「TOKIORI」を同一建物内に開設し、訪問介護から家事代行まで、入居者それぞれのニーズに応じたきめ細やかなサービスを提供するとしている。

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Top Image : © 三井不動産レジデンシャル 株式会社