ピクシーダストテクノロジーズが開発した吸音パネル「iwasemi™︎」の新技術「見せない吸音」が、6月に開催された国際見本市「オルガテック東京2025」で公開された。

同技術のコンセプトは、吸音材の存在を視覚的に感じさせることなく、空間の音環境を快適にするというもの。従来の吸音パネルは、機能性を重視するあまりデザインを損なうこともあったが、新技術は空間の意匠性を邪魔しないデザイン性が魅力だ。

iwasemi吸音パネルは、インテリアに溶け込みながら、不要な反響音を抑え、聞き取りやすい音響で快適さと効率性を高める。

もともと「iwasemi」パネルは、人の会話する会話音の周波数帯域に特化して音を吸収し、会議室などにも最適な音響空間を実現。反響音を抑え、聞き取りやすい音響で快適さと効率性を高め音響をクリアにすることで高く評価されていた。

今回発表された「見せない吸音」技術は、これまでのパネルの魅力をさらに高め、建築・インテリア・音環境の融合を目指す設計者・デザイナーに新たな選択肢を提供するものとして注目される。

同社は、音の課題をテクノロジーとデザインの力で解決し、空間の可能性を拡張するプロダクトの開発を進めていくとしている。

iwasemi （イワセミ）

特定の周波数をカットする、加工自在な吸音材

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Top Image : © ピクシーダストテクノロジーズ 株式会社

iwasemi HX-α

クリアな閑かさを実現する、ガラスに貼れる透明吸音パネル