News
2024.01.21
知財ニュース
Open AI、ChatGPTで開発したオリジナル「GPTs」を公開できる「GPTs Store」オープン
OpenAIは1月10日(米国時間)、ChatGPTでアプリを作成できる「GPTs」で作ったアプリを“公開”できる「GPT Store」をスタートした。このストアは、ユーザーがノーコードで開発したGPTベースのアプリケーション「GPTs」を公開できるプラットフォームであり、有料のChatGPT Plusと新プランのTeam、企業向けのEnterpriseユーザーが対象となる。
当初、GPT Storeは昨年11月に開店する予定だったが、サム・アルトマンCEOの解任を含む一連の内部騒動によりオープンが遅れていた。OpenAIはGPTsを既に公開している「ビルダー」たちに対し、GPT Storeの開設をメールで通知した。
GPT Storeでは、ユーザーが自作したGPTsを公開するためにはいくつかの手順を踏む必要がある。まず、そのGPTsがOpenAIの定めるポリシーとガイドラインに準拠していることを確認し、次にビルダーは自身のプロフィールを整え、GPTsの公開範囲を「公開」に設定しなければならない。
第1四半期(2024年3月)には、GPTs制作者の収益プログラムを開始するとしているが、最初はアメリカのユーザーに限られる予定だ。支払基準の詳細などは決まり次第お知らせするとしている。
また、同日1月10日(米国時間)提供開始された新プラン「ChatGPT Team」とは、チームでChatGPTを利用するための新プラン。一人あたりの価格は月額30ドルで、年間契約では月額25ドル。チーム専用のワークスペースと、チーム管理ツールが含まれ、チーム専用のGTPsアプリを作成して、チームだけで共有・利用も可能となる。入力データはAIの学習に利用されず、簡単な管理機能がついている。
Top Image : © OpenAI, Inc.