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2024.03.21

知財ニュース

寺院業界初─玉川大師、ガンマ波サウンドで認知機能をケアするスピーカー「kikippa」導入

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東京23区唯一の「ぼけ封じ関東三十三観音霊場」を打ち出す玉川大師(東京都世田谷区)は、テレビなどの音声に40Hz変調を施した「ガンマ波サウンド」に加工し出力するスピーカー「kikippa(ききっぱ)」を、寺院業界で初めて(※玉川大師調べ)導入する。

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ガンマ波サウンド」は、テレビやラジオなどの音を40Hz周期に変調した音。40Hzは、記憶や思考などの認知機能の発揮に関連した脳波と言われている「ガンマ波」と同じ帯域の周波数で、変調した音が脳内のガンマ波を惹き起こす。認知機能の障害時には、脳内でガンマ波が低下していると言われているが、「ガンマ波サウンド」による聴覚刺激でそのケアを目指す。

2021年より塩野義製薬とPxDTが進めてきた、感覚刺激による新サービスの研究開発のもと、共同で開発。研究の中で両社は、「ガンマ波サウンド」が脳内のガンマ波を惹起することを確認しており、日々聴き続けることで認知機能ケアできる可能性があると位置付けている。

第1回目の取り組みとして、3月17日~3月23日の「春彼岸会」で流す音源を「ガンマ波サウンド」に加工して出力する。参拝者がさらなる御利益を享受できるように、認知症予防プログラムなどを提供する全国のクリニックや高齢者施設で使用されているスピーカー「kikippa」の導入を決定した。

ガンマ波変調技術搭載スピーカー「kikippa」は、製薬会社の塩野義製薬が開発し、シオノギヘルスケアが販売。テレビなどの音声を独自のアルゴリズムにより40Hz変調を施した「ガンマ波サウンド」に加工して出力する。すでに認知症予防プログラムなどを提供する全国のクリニックや高齢者施設での導入も進んでいる。

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5代目住職の眞保龍言さんは、「実は最近kikippaの存在を知り、ガンマ波サウンドが認知機能を改善する可能性があることに驚いた。kikippaを導入することで参拝者の心の拠り所となることを期待している」と話している。

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Top Image : © 玉川大師

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