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2023.04.06

知財ニュース

CoeFontがスタートアップサポートプログラムでファイナリストに選出―AI音声によるALS患者の発声をサポート

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AI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供する株式会社CoeFontは、2023年3月13日、スタートアップサポートプログラム「TANAMIN Digital Health Challenge」(主催:三菱ケミカルグループ)で「ALS患者さんとそのご家族のウェルビーイング」部門のファイナリストに選出されたことを発表。共同で実証を開始した。

「CoeFont」は、「欲しい声が1秒で手に入る。」をコンセプトに、最新のAI技術でだれもが安価で簡単に自分の声を表現力豊かな「フォント」に変換できるサービス。最近では、メンタリストDaiGo氏ひろゆき氏の音声で原稿を読ませた動画を生成できるジェネレーターコンテンツが話題になった。

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今回のプログラムでは、2021年9月から同社がALS患者に無償提供してきた「AI音声の作成」と「AI音声の利用」サービスやAI音声の精度の高さ、サービスのユニークさが評価された。同サービスは2023年2月時点で、声を失う可能性のある150名以上に活用され、「未来への希望が持てた」「家族の心が救われた」「もっと多くの人に取り組みが届いて欲しい」等の言葉が届けられたという。

「TANAMIN Digital Health Challenge」は、三菱ケミカルグループが主催し、スタートアップの最先端技術で医療・ヘルスケア分野に新たな価値を創造することを目的にスタート。「日本における任意接種ワクチン接種の促進」「ALS患者さんとそのご家族のウェルビーイング」「分散型臨床試験のデジタル化推進」の3部門で審査が行われる。

OGP

同社では、今後も最先端のAI音声技術を活用し、製薬会社や医療機関、支援団体等と協力しながら、声を失う可能性のある人々やその家族のウェルビーイングを実現する活動を展開するとしている。

プレスリリースはこちら

株式会社 CoeFont 公式サイト

「CoeFont(コエフォント)」知財記事

「AI音声プラットフォームCoeFontの『おしゃべりひろゆきメーカー』が1週間で4億文字超のAI音声出力を記録」(ニュース記事)

「メンタリストDaiGoのAI音声で動画生成できる『おしゃべりDaiGoメーカー』、AI音声プラットフォームCoeFontで開始」(ニュース記事)

「声帯摘出者による『CoeFont CLOUD』の利用が無料に─声を失っても再び自分のAI音声で会話できる世の中をサポート」(ニュース記事)

Top Image : © 株式会社 CoeFont

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