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2025.08.19
知財ニュース
「いただきます」をテーマに、廃棄される素材を使用したファッションショー、ダブレットの2026春夏コレクション

井野将之が設立したファッションブランド「doublet(ダブレット)」は、「いただきます」という言葉に宿る感謝の気持ちを服にした2026春夏コレクションが披露された。
「いただきます」は、日本人が食事の前に手を合わせて口にする言葉だ。そこには、命、自然、そして食材を育ててくれた人々への深い敬意と感謝が込められており、大きな命の繋がりの中に我々の暮らしがある事を教えてくれている。
「良い素材とは何か?」、「本当の贅沢とは何か?」、それを思考する中で心に浮かんだ言葉が「いただきます」だったのだという。2026春夏コレクションでは、この「いただきます」という言葉に宿る感謝の気持ちを服にしてパリの農園で披露された。
コレクションでは、廃棄される卵殻膜から生まれた素材、高知の漁港で生まれたフィッシュレザーやジビエの素材、金目鯛漁で廃棄される魚網をリサイクルしたファッションが展開された。
廃棄された卵の殻の膜から開発された天然由来の繊維「オボヴェール(ovoveil)」素材を採用したスウェットも展開され、卵が割れたようなクラックデザインを施すことで、素材の由来を視覚的に表現した。
そして"食"を通じて社会を耕すSky High Farmと協力して生まれた商品も展開。Sky High Farmのキャラクターが施されたジャケット、パンツなどが披露された。
Top Image : © doublet