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2025.01.24

知財ニュース

ソニー、空間コンテンツ制作を革新する「XYN」(ジン)を発表―現実空間を高品質な3DCGに変換

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ソニー株式会社は、現実空間のオブジェクトや人の動き、背景を3DCG制作環境に正確に再現する、空間コンテンツ制作支援ソリューション「XYN(ジン)」を展開する。

同社独自の技術を駆使し、映画、アニメ、ゲームなどのエンターテイメント分野や産業分野における高まる3DCG制作ニーズに応えていく。

「XYN」の中核となるのは、ソフトウェアとハードウェアを統合した、直感的で効率的なワークフローを提供するソリューション群。

第一弾として、モバイルモーションキャプチャー「mocopi」を最大12個接続し、高精度なモーションキャプチャーを実現するPCアプリ「XYN Motion Studio」を3月下旬にリリース予定。専用のレシーバーを介した12個のセンサーとの接続や、独自のアルゴリズムによるモーション自動補間・自動タグ付け機能により、従来費用面や設備面でハードルが高かったモーションキャプチャーを、幅広いクリエイターが手軽に利用できる形で提供する。

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さらに、開発中の「XYN空間キャプチャーソリューション」は、ミラーレス一眼カメラで撮影した画像と独自アルゴリズムを用いて、現実空間を高品質な3DCGアセットに変換。撮影状況をリアルタイムで可視化するモバイルアプリも付属し、映画やゲームの小道具、メタバース空間などの3DCG制作を効率化する。

また、ソニーはXRヘッドマウントディスプレイ「XYN Headset」も開発中。高画質4K OLEDマイクロディスプレイとビデオシースルー機能を搭載し、直感的な空間コンテンツ制作をサポート。エンターテインメント分野から産業分野まで幅広い3D制作ソフトウェアへの対応を予定しており、Sony Pictures Animationとの実証実験も進行中だ。

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Top Image : © ソニー 株式会社

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