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2025.04.17
知財ニュース
Allbirds、世界初ネット・ゼロカーボン・シューズ「M0.0NSHOT Zero」を数量限定販売―二酸化炭素換算排出量0kg

日本上陸から5周年を迎えたAllbirdsは、世界で初めてとなるネット・ゼロカーボン・シューズ「M0.0NSHOT Zero」を、Allbirds丸の内店にて数量限定で販売中。
「M0.0NSHOT Zero」は、カーボンネガティブな再生型農業ウールをアッパーに、同じくカーボンネガティブなサトウキビ由来のグリーンEVAを使用した「SuperLight Foam」をミッドソールに採用。
さらにマンゴーマテリアルズ社との連携により、メタンから生成されたバイオプラスチックを使用したアイレットやロゴを開発し、パッケージにはカーボンネガティブなサトウキビ由来ポリエチレン包装を採用。輸送方法にもバイオ燃料の使用を検討するなど徹底的に環境負荷を低減している。
同製品は、地球温暖化が深刻化する現代において、2016年のアメリカ・サンフランシスコでの創業以来、「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」というミッションを掲げてきたAllbirdsが、長年の理想のネット・ゼロカーボンを実現したもの。
2018年のカーボンネガティブなサトウキビ由来のグリーンEVAを使用したミッドソール「SweetFoam®」の開発、2020年のファッションブランドとして初の、製品へのカーボンフットプリント表示、そしてアディダスとのパートナーシップによる低炭素シューズ「Adizero x Allbirds」の共同開発、といった歩みを経て、念願の開発に至ったという。
従来のシューズは製品一つあたり平均14kgの二酸化炭素を排出するとされる中、同社は素材選定から製造、輸送に至るまで徹底的に見直し、二酸化炭素換算排出量0kgをファッション業界において世界で初めて達成した。
さらに、同社は開発で得た知見やプロセスをオープンソース化し、他の企業がゼロカーボンあるいはカーボンネガティブなシューズを生み出せるようにしている。これまで温室効果ガスの排出が避けられなかったファッション業界全体の変革を目指していくという。
製品はNatural BlackとSunny Marigoldの2色展開で、価格は35,200円、サイズは24~29cm、重さは片足27cmで225gとなっている。
Top Image : © 株式会社 ゴールドウイン