2022年にドローン配送サービスを開始したAmazonの「Prime Air」は、2024年11月5日、アリゾナ州フェニックスのウェストバレーでもドローンでの配達を開始すると発表した。

同社によると、アリゾナ州トールソンにある配送拠点の近くに住んでいる場合、重量5ポンド（約2.2キロ）以下の対象商品を購入すると、1時間以内にドローンで配達することが可能なのだという。

ドローンは同社の新型ドローン「MK30」を使用して配送される。「MK30」は、ユーザーへの運用開始に向けて米連邦航空局（FAA）から商用飛行の承認を取得したとのこと。

裏庭が狭いところや人口密度の高い郊外の地域に荷物を配達できるように、安全性を重視した機能をゼロから設計。また、以前のドローンに比べて2倍の距離を飛行し、静かで、雨天でも飛行できるように設計されている。

ユーザーは、家庭用品、美容用品、オフィス用品や技術用品など、50,000点を超える生活必需品にアクセスできるようになる。これは、サービス料金で迅速なドローン配送が利用できる同社史上最大の品揃えなのだという。

「MK30」は、アリゾナ州トールソンにある即日配送拠点の隣の施設から出発される。これらの小規模な拠点は、フルフィルメントセンターと配送ステーションの機能を併せ持つハイブリッドな施設となり、より迅速に荷物を届けることが可能になる。

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Top Image : © Amazon.com, Inc.