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2023.07.28

知財ニュース

Twitter上のつぶやきからユニークなプロダクトを作る「大喜利印刷」が「大喜利印刷店(展)」を開催

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全日本印刷工業組合連合会は2023年7月14日から7月16日、Twitter上のつぶやきからユニークなプロダクトを作るプロジェクト「大喜利印刷」のプロダクトを展覧する「大喜利印刷店(展)」を開催した。

「大喜利印刷」は、Twitter 上にある“欲しい”のつぶやきから、大量に廃棄される印刷廃材を再利用してプロトタイピングをするプロジェクト。同連合会で組織された実験的クリエイティブユニット「CMYK」が2019年に立ち上げ、SNSを中心に国内外で大きな反響を呼んだ。

デザインフェスタギャラリー原宿で開催された同展では、未発表の最新作を含むプロダクトの展示・販売を実施。会場では、プロダクトを実際に手に取れるほか、アイデアを5円(ご縁)で買う(商談する)ことが可能。商談スペースも併設され、全国から集まった優れた技術とアイデアを持つプロの印刷屋と直接つながる貴重な機会となった。

国内外で大きな反響を呼び、過去には発表作品が米テキサス州で開催されたテクノロジーの祭典「SXSW2019」にも出展された同プロジェクト。現在は商品化やプロモーション起用など、提携先も随時募集している。気になる方は、公式HPをチェックしてほしい。

■ 展示・販売予定商品(プレスリリースから引用)

・1人用お神輿「そわそわっしょい」(レタープレス株式会社)

全部やりきった後の結果発表までの時間。不安で落ち着かなく、1人で部屋の中を歩き回っている時に「なにしているんだ…?」「この時間なにかできただろ…」と自己嫌悪にさいなまれるのですが、「今お神輿を担いで神頼みしているから!」と理由があると心置きなく歩き回れるのでは…? そこで合格発表を待つ手持ち無沙汰で神頼み以外できない時間に一人でわっしょいするためのアイテム。

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・摩擦のみで紙をとめるペーパーホルダー「Kami'n」(株式会社鈴木紙工所)

紙をカタチに切る、紙の抜き加工に特化した紙加工会社です。『紙の魅力で未来と世界を切り拓き人に喜ばれ社会に選ばれ続ける』を企業理念に、また企業スローガンに【紙だからできること いまも これからも】を掲げており、今回の取組みでは、自分たち自身も紙の魅力と可能性を再発見する楽しいプロジェクトになりました。

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・レシートサイフ「木を隠すなら森の中」(UMO)

「財布がレシートだらけでちょっと恥ずかしい…」という経験をしたことがある方は多いハズ。しかし!財布自体がレシートで出来ていたらどうでしょうか。 中身(レシート)と外見(財布)の区別がつかないこの財布なら、もう人前で財布を開くのは怖くない!印刷会社へ印刷用紙が納品される時に使用されている梱包紙「ワンプ」にレシートを貼り付け「合紙(ごうし)」したものを縫製し、財布にしました。レシートを貼り付ける作業が思いのほか楽しく、自分のレシートであれば色んな想い出が蘇りますし、他人のレシートであればその内容から色んな想像を巡らせることが出来ます。また、レシートの商品、お店やロゴをどう見せるか、どのレシート同士を隣り合わせるか、なにか意図やメッセージをひそませることは出来ないか、などを考えながら配置していくのがクリエイティブ心をくすぐります。

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プレスリリースはこちら

関連プレスリリースはこちら(1)(2)(3)

「大喜利印刷」公式サイト

「大喜利印刷」Twitter

「“つぶやき”をお題にしたアイデアを印刷技術で形に―「大喜利印刷プロトタイピングショー」に行ってみた」(レポート記事)

Top Image : © 全日本印刷工業組合連合会

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