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2023.11.14

知財ニュース

慶應義塾大学病院にホルター心電図の郵送検査サービス「e-skin ECG」が導入─人間ドックでホルター心電図検査可能に

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株式会社Xenomaは2023年10月31日、慶應義塾大学病院と共同開発した着衣型ホルター心電計を使った郵送検査サービス「e-skin ECG」が、慶應義塾大学病院予防医療センターに導入されたことを発表した。

「e-skin ECG」は、自宅で患者自ら装着できるホルター心電図計測システムを用いた郵送検査サービス。両者が開発した着衣型のホルター心電図計測システムを使用し、医療従事者を介さず受検者自身で機器の着脱ができる。

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不整脈や虚血の検出に有効的なホルター心電図検査は、保険診療でも汎用されているが、機器の着脱のために2日連続で医療機関に通院する必要があることから、人間ドックでの実施は一般的ではなかった。そこで両者は、着衣型ホルター心電計を開発。通院1回のみの人間ドックでもホルター心電図検査の受検が可能になった。

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また、「e-skin ECG」は、3誘導の心電図データ(CM5・CC5・NASAの3つの心電図波形)の取得が可能。予防医療の観点から有意義なデータを取得できる。

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なお、今回の予防医療センターへの導入は、同センターの麻布台ヒルズへの移転に伴うもの。Xenomaでは、今後も受検者に有用なフィードバックを提供するため、「e-skin ECG」の改善に継続的に取り組んでいく。

プレスリリースはこちら(1)(2)

「e-skin(イースキン)」知財記事

Top Image : © 株式会社 Xenoma

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