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北九州産業学術推進機構、生成AIで大学特許約500件から約5万件のビジネスアイデアを創出──新規事業創出を支援する「アイデアランドスケープ」構築へ

北九州産業学術推進機構、生成AIで大学特許約500件から約5万件のビジネスアイデアを創出──新規事業創出を支援する「アイデアランドスケープ」構築へ

公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)は、株式会社Konel(知財図鑑メディア運営)、株式会社FFGビジネスコンサルティング、北九州市東京事務所と連携し、地域大学が保有する知的財産を活用した新規事業創出支援事業を令和8年度より開始する。令和8年度 中小企業等知的財産支援地域連携促進事業費補助金(中小企業等知的財産支援事業)に採択されたもので、昨年度に続く2年連続の採択となる。

事業の核となるのが、「アイデアランドスケープ」の構築だ。地域大学が保有する特許約500件を対象に、生成AIを活用して約5万件のビジネスアイデアを創出・分析し、技術と市場の可能性を俯瞰できる地図として可視化する。企業は自社の課題や事業テーマから関連する技術・アイデアを自分で探索できるようになり、従来は専門知識がなければ近づきにくかった大学知財との接点を大幅に広げる。Konelが開発・運営する特許×生成AIのアイデア共創プラットフォーム「idea Landscape」を中核ツールとして活用する。

本事業が取り組む課題の背景には、大学知財の構造的な未活用がある。特許庁の令和6年度調査によれば、大学・公的研究機関が保有する国内特許のうち78.8%が企業との接点を持たないまま未利用の状態にある。その要因として、特許文献の難解さ(理解の壁)、技術から事業ニーズへの変換の困難さ(翻訳の壁)、マッチング機会の不足(接点の壁)という3つの壁が指摘されてきた。本事業はこれらを生成AIによる可視化で一気に突破し、大学知財を「読む」ものから「活かす」インフラへと転換することを目指す。

ワークショップは北九州・福岡・長崎・東京の4地域で開催され、参加企業は生成AIや可視化ツールを使いながら自社の経営課題に関連する大学知財を探索する。事業化意欲の高い企業には、大学研究者とのマッチング、共同研究の調整、外部資金獲得支援を含む専門家による伴走支援も行われる。また、アイデアランドスケープと解釈レポートを掲載する情報提供サイトを公開し、ワークショップ参加者以外の地域企業も広く活用できる環境を整える。

令和7年度事業の実績として、企業向けワークショップには13社18名が参加し、60分で929件のアイデアを創出。参加企業満足度は75%、全13回の大学PBL型講義には学生62名・企業7社が参加して12件の新規事業提案が生まれ、成果報告会には94名が集まった(次年度継続意向70%)。今年度はこの成果を拡充発展させ、地域経済の活性化と首都圏企業・投資家との接点拡大を目指す。

スケジュールは、令和8年6〜8月にアイデアランドスケープの構築と企業ヒアリングを実施し、8〜9月に解釈レポートと情報提供サイトを公開。9〜12月に4地域でワークショップを開催し、令和9年3月に成果を取りまとめる予定だ。

解釈レポート・情報提供サイトの公開
アイデアランドスケープを分析し、有望な技術領域や市場機会を整理した解釈レポートを
作成します。
また、レポートやランドスケープを掲載する情報提供サイトを公開し、ワークショップ参加
者だけでなく広く地域企業が活用できる環境を整備します。

新規事業創出ワークショップの開催
北九州・福岡・長崎・東京の 4 地域において、アイデアランドスケープを活用したワークシ
ョップを開催します。
参加企業は生成 AI や可視化ツールを活用しながら、自社の経営課題や事業テーマに関
連する大学知財を探索し、新たな事業機会の創出に取り組みます。

事業化に向けた伴走支援
ワークショップ参加企業のうち、事業化意欲の高い企業に対して専門家による伴走支援
を実施します。
大学研究者とのマッチング、共同研究の調整、外部資金獲得支援などを通じて、新規事業
の実現を後押しします。

スケジュール(予定)
時 期 内 容
令和8年6月~8月 アイデアランドスケープ構築、企業ヒアリング
令和8年 8 月〜9月 解釈レポート作成、情報提供サイト公開
令和8年 9 月~12 月 4 地域ワークショップ開催
令和9年3月 成果取りまとめ
セミナー等の詳細は FAIS ホームページにて順次お知らせします。

詳細(FAIS公式サイト)

プレスリリース(PDF)

Top Image : © 公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)

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