重さわずか約1.6kg、AI搭載の超軽量ウェアラブル歩行支援ロボット
WIM S(ウィム エス)

概要
「WIM S(ウィム エス)」は、ベルトのように腰へ装着するだけでユーザーの歩行を自然にサポートする、重さ約1.6kgの超軽量ウェアラブル歩行支援ロボット。サムスン電子にてロボット開発に携わってきた技術者らが設立した韓国WIRobotics社が開発。日本国内では株式会社グロービズが2026年よりウェルネス事業の一環として正式展開を開始している。
世界初の「単一アクチュエーター(1モーター)」構造とAI解析技術を融合。過剰に引っ張られる不自然さを排除し、ロボット装着時にユーザーが感じる重量負担を最小化し、「自分の足で歩いている感覚」を保ったまま日常の街歩きからハイキング、リハビリまでを力強くアシストする。AIが歩行パターンをリアルタイムで読み取り、上り坂ではアシスト、下り坂ではブレーキを自動制御し、専用アプリでトレーニング履歴、運動プログラムの設定、歩行状態の分析データの確認をすることができる。3年連続で「CES Innovation Awards」を受賞するなど世界的に高い評価を獲得している。





なぜできるのか?
わずか約1.6kgの超軽量×IP65防塵防水
従来の重厚な外骨格型ロボットと一線を画す、普段着に合わせやすいスタイリッシュでコンパクトなデザイン。片手に入る手軽さ、外骨格は『普段着と合わせづらい・大げさ』であるという常識を覆したデザインになっている。防水・防じん国際規格IP65認証を取得しており、雨・雪・微細粉塵が多い天気でも安心して使用できる。サイズはフリーサイズで、どんな体格でも対応可能。
世界初の「単一アクチュエーター」による自然な駆動
たった1つの超小型モーターから左右の脚へ効率的に力を伝え、歩行に必要な瞬間にだけ“そっと”アシスト。
歩行課題・シーンに応じた4つのモード&4段階強度
歩行課題やシチュエーションに合わせて選べる「4つのモード」と「4段階の強度」を搭載。テンポのよい歩行をサポートする「AIR」、ゆっくり歩く人向けの「CARE」、坂道などの地形に対応する「HIKING」、水中を歩くような抵抗感を取り入れた「AQUA」を用意している。「AIR」は、下肢の動きに寄り添いながらバランスよくアシストし、テンポのよい歩行や歩幅を意識しやすい状態へ導く。「CARE」は、歩行速度が2.5km/h(0.7m/s)以下、または歩幅38cm以下の人に特化したモードで、ゆっくりした歩行や小さな歩幅に合わせてサポートする。「HIKING」は、坂道などの地形変化に応じてアシストを調整し、さまざまな環境での歩行をサポート。「AQUA」は、水の中を歩くような軽い抵抗感を再現し、日常の歩行に新たな刺激を取り入れたトレーニングをサポートする。モード切り替えや4段階の強度調整は本体のボタンから操作でき、複雑な設定をせずに片手で簡単に操作できる。
人間の歩行周期を読み取るAIアシスト技術
内蔵されたセンサーとAIがユーザーの歩行パターンや速度、傾斜をリアルタイムに解析。 上り坂ではスムーズな推進力を与え、下り坂ではブレーキ動作を自動制御する。「機械に動かされている」違和感を与えず、人間の歩行が持つ左右対称性を活かして自然なタイミングで動作をサポートする。
1000万人規模の「歩行不安層」に応えるデザイン
加齢や筋力低下に伴い「長距離や階段が不安」と感じる高齢層・生活者の外出機会を増やすため、心理的ハードルを下げる意匠を追求。 服の上からベルト感覚で片手装着できるフリーサイズ構造を採用し、普段着に自然と溶け込むデザインとIP65の全天候型仕様を実現している。
専用アプリと連動した歩行データの可視化
歩行時の左右バランス、歩幅、歩行速度などをAIが計測・蓄積。 スマートフォンなどの専用アプリを通じてトレーニング履歴や分析データを確認でき、ユーザー自身や指導者が客観的な運動プログラムを設定・管理することが可能だ。
3年連続で「CES Innovation Awards」を受賞、「CES 2026」にて展示も実施
「WIM」シリーズは、世界最大級のテクノロジー展示会「CES(Consumer Electronics Show)」において、3年連続で「CES Innovation Awards」を受賞しており、このロボットはこのシリーズの最新モデルとなっている。2026年には、米国ラスベガス・マンダレイベイで開催された「CES 2026」にて、ロボット本体およびイノベーションアワードのトロフィーが展示され、ウェアラブルロボティクス分野における技術的優位性とグローバル展開の可能性が高く評価された。会場では多くの来場者が装着し、実際の歩行環境の中でアシスト効果を体感。また坂道や負荷のかかる動作でも自然にサポートが加わる設計が注目を集め、“その場で歩いて体感できるロボット”として、ウェアラブルロボティクスの実用性を世界に示した。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
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