日本初、流木入りバイオマスプラスチック素材のサングラス
Drift.(ドリフト)

概要
「Drift.(ドリフト)」とは、元日本代表ライフセーバーの廣田と、サーファーの宇都宮が共同創業した株式会社オケアノースが開発した日本初の流木入りバイオマスプラスチック素材のサングラス。日常と海との境界線を無くし、「美しい海を次世代に残したい」というシンプルな想いから、このサングラスは生まれた。気候変動による大型台風や豪雨により、山から大量の土砂と共に流れ出た流木が処理しきれていない状況から、流木とバイオマスプラスチックを混錬した独自素材を開発。この新素材を採用したサングラスを展開することで、流木の処理コスト削減と、脱炭素化への寄与を目指す。サングラスは、2026年7月9日より自社ブランドサイトにて発売される。






なぜできるのか?
処理しきれない流木を活用した素材「ArgoDryas™」を採用したサングラス
昨今、気候変動による大型台風や豪雨により、山から大量の土砂と共に流れ出た流木が処理しきれていない状況となっている。環境省・国土交通省の「河川内樹木及び ダム流木のバイオマス利用の手引」によると全国で年間合計約9~30万tの流木が流れ着いているのだという。流れ着いた流木の処理ができなければ、海岸やダム湖周辺の環境に悪影響を与えるだけでなく、水力発電所の取水口閉塞による発電への支障、県民への安定した水道供給の危機など、多岐にわたる深刻な影響を及ぼす恐れがある。また、流木の処理は、通常「焼却処分」されるため莫大なコストとCO2の排出が伴う。これらの流木による課題に着目し、株式会社オケアノースと株式会社放電精密加工研究所が共同で、流木とバイオマスプラスチックを混錬した日本初の独自素材「ArgoDryas™(アルゴドライアス)」を開発。サングラスのフレームにはこの「ArgoDryas™」(商標申請中)を採用し、この新素材を採用したサングラスを展開することで、流木の処理コスト削減と、脱炭素化への寄与を目指す。
フェス等での使用を想定したストラップ装着に最適な「溝」デザイン
水上での作業やフェスなど、動きの多い場面で、紛失を防ぐストラップ装着を想定し、フレームサイドに独自の「溝」を配置(特許出願中)。ストラップが邪魔にならない角度設計を追求し、オリジナルの金属加飾を添えることで機能性と他にはない特別な表情を両立させた。
日常的に海で過ごしてきた創業メンバーによる海が綺麗に映るオリジナルレンズカラー「NAGISA(凪紫)」
海辺で使用することを想定して、すべてのレンズが偏光・調光レンズになっている。また、創業メンバーは日常から海で過ごしており、海をより綺麗にみたいという想いから、オリジナルカラー「NAGISA(凪紫)」を製造した。
唯一無二の質感と、一本ごとに刻印されたシリアルナンバー
「自然が永い時間をかけて生み出した流木の風合いを、美しく表現したい。」、その一心で通常の新商品開発の5倍におよぶ試作と微調整を重ね、流木の息吹を感じる唯一無二の質感に辿り着いた。また、流木という自然素材を活かした製品は、一つひとつ表情が異なる。その個性を尊重し、すべてのフレームに固有のシリアルナンバーを刻印している。
脱炭素推進に資するプロジェクトYAKに採択
神奈川県ではベンチャー企業の成長を加速させるため、ベンチャー企業と大企業等や自治体によるオープンイノベーションを7年前から促進している。オケアノースは、2025年度に脱炭素推進に資するプロジェクトとして「エール“ガバメント×ベンチャー”アライアンスかながわ(YAK)」に採択された。プロジェクトを推進する中で、「流木が誰のものなのか」という解釈が課題となったが、関係者で協議を重ね、法律上の解釈を整理したことで、流木を材料として安定的に供給できる道筋をつくることができた。
相性のいい産業分野
- 環境・エネルギー
流木の処理コスト削減と、脱炭素化への寄与
- 製造業・メーカー
「ArgoDryas™(アルゴドライアス)」素材を活用したアップサイクル素材製品のシリーズ展開
- 官公庁・自治体
全国の河川・ダム湖周辺の流木処理コストとCO2を削減する地域課題解決型モデルとしての横展開
- アート・エンターテインメント
環境や海をテーマにしたファッション・イベントへの活用
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。 Top Image : © 株式会社 オケアノース
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