平面素材を立体化させる特殊な切れ込み技術

円盤状の紙に放射状の特殊な切れ込みを入れて紙を二層に重ね合わせることで、平面素材が立体形状へと変形する仕組みを実現。この技術により、平面状でチラシのように持ち運びや分配がしやすく、帽子としても使える新たなノベルティとして活用することが可能になった。また、従来の帽子製造で必要だった複雑な工程や縫製が不要となり、製造コストを大幅に削減することに成功した。

科学的に実証された熱中症対策効果

POPTECHは、ビルマテル株式会社のスポーツキャップ「Airpeak」の「Flow System」を参考にしている。「Flow System」とは、帽子の隙間から風を取り込み、帽子内部の温度・湿度を外部に排出する技術。このアイデアを元に、紙を立体的にする特殊な切れ込み技術と組み合わせて、通気性の良い紙製の帽子が完成した。立体的に立ち上がった切れ込み部分が影を生み出すことで太陽光を効果的に遮りながら、同時に空気の通り道も確保するため、高い遮光性と通気性を両立させている。熱中症のリスクの高い夏場の屋外のノベルティとしてうちわ以上の実用性が期待できる。実証実験でも、POPTECHは一般的なメッシュ帽や帽子なしと比較して、頭頂部皮膚温と帽子内部の温度を明確に低く維持し、熱中症予防に有効であると科学的に証明されている。

※ POPTECHを扱うLIVE BORN 株式会社は、ビルマテル株式会社の知的財産事業を2023年3月1日に分割して創業した会社。

広告媒体として活用できる汎用性

POPTECHは熱中症対策機能だけでなく、両面への印刷が可能なため、従来のチラシやうちわに匹敵する情報量の広告を掲載できる。イベント参加者が読み終わった後も帽子のノベルティとして使用できるため、チラシのポイ捨て防止にも貢献。企業ロゴやコンセプトを印刷したファッショナブルなデザインが可能で、イベントでの一体感演出や企業ブランディングにも効果的に活用できる。