Uber Japan株式会社は、2025年6月10日（火）より、神奈川県10市4町で新たに、スマートフォンアプリ 「Uber」から簡単にタクシーを呼べる「Uber Taxi」を開始する。

今回の新規展開エリアには、藤沢市、平塚市、茅ヶ崎市を含む県央・湘南地域が含まれ、地域住民のタクシー移動がさらに便利になる。

新サービスは、Uber Japanと株式会社電脳交通の戦略的パートナーシップに基づいて実現したもので、神奈川県内最大規模のタクシー事業者である神奈中タクシー株式会社の車両約700台が「Uber Taxi」に加わる。これにより、タクシー車両と配車エリアが大幅に拡大し、より多くの住民が便利に利用できるようになる。

今回のサービス展開は、県央・湘南地域の交通手段不足の解消を目指しており、特に路線バスの廃止や鉄道駅から遠いエリアに住む住民にとって、タクシーの利便性が大きな役割を果たす。

県央・湘南地域では、運転手や利用者の減少に伴う路線バスの廃止が進むほか、郊外地域での最終バス時刻の早さや、鉄道駅・主要バス停から離れたエリアの広さ・影響人口の多さ、ドライバーの高齢化などに伴う交通手段不足が課題となっていた。交通手段が不足していたため、利用者にとってタクシー配車は重要な移動手段となる。

さらに、「Uber Taxi」のシステムには、電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「DS」が活用され、Uberアプリを通じてタクシーの配車リクエストを行うことができ、ドライバーと直接提携を結ばなくてもタクシー事業者がアプリを通じて配車を受けることができる。このシステム連携により、Uberの配車可能台数とエリアが大幅に拡大した。

「Uber Taxi」は、すでに横浜市、川崎市、横須賀市、相模原市で展開しており、今回新たに県央・湘南地域が配車可能エリアとして加わる。

Uber Japanは、今後も地域のタクシー事業者と連携を深め、さらに多くの地域で「Uber Taxi」の展開を進める予定だ。自由で快適な移動環境を提供し、地域の交通課題の解決と経済活性化に貢献していくとしている。

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Top Image : © Uber Japan 株式会社