フランス企業EyeLightsが日本のヘルメット企業SHOEIとコラボしてHUDを搭載したSHOEI初のスマートヘルメット「GT-Air 3 Smart」を発表した。このヘルメットは、イタリアで開催されたモビリティの国際見本市「EICMA」で公開された。

「GT-Air 3 Smart」は、フランス企業EyeLightsとオートバイ用ヘルメット分野のリーダーである日本企業SHOEIがコラボして生まれた、世界初のフル統合型HUDを標準統合したヘルメットとして世界的にも数少ないモデルの一つだとされる。ディスプレイは、超高輝度のナノOLED（有機EL）で、直射日光下でもFHDの鮮明な表示を実現している。

ライダーの視線の3メートル先に速度、GPS、通話、レーダー警告などを投影することができ、ライダーの反応時間を最大で32％以上短縮する可能性があるという。ライダーは、道路での集中力を失わず、カーブや危険をより早く予測することができる。

ライディング仲間と自由に会話が楽しめるユニバーサルインターコムを搭載している。このユニバーサルインターコムは同社が開発したもので、アクセサリーを追加することなく、いつでもどこでも接続でき、通信範囲、接続ライダー数もシステム上は制限なく拡張できるとされている。ヘルメットはどのブランドにも対応し、互換性があるとのこと。

アクティブノイズキャンセリング機能とパワフルな高音質を備えたマイクで、高速走行時でもスムーズな会話を実現。また、SiriとGoogleのAI音声アシスタントに統合されている。

ヘルメットのサイズはSからXXLまであり、カラーはホワイト、マットブラック、マットメタリックブルーなどの5色展開となっている。国際見本市「EICMA」または、Eyelightsのウェブサイトから予約注文ができる。

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Top Image : © EyeLights