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2025.04.01
知財ニュース
大阪・関西万博、ファインバブル技術を使った未来型お風呂「ミライ人間洗濯機」が登場

株式会社サイエンスは、2025年大阪・関西万博にて大阪ヘルスケアパビリオンに「ミライ人間洗濯機」を展示する。また、同社は「ミライ人間洗濯機」への入浴体験希望者の事前受付も開始しているが、現在満席で予約を制限している。
「人間洗濯機」は、人間が丸ごと洗われるお風呂だ。1970年の大阪万博で三洋電機が、「ウルトラソニックバス」(通称:人間洗濯機)を展示。三洋電機によって披露されたこの人間洗濯機は、超音波による気泡で体を洗浄し、温風での乾燥までを自動で行うという優れモノだ。
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サイエンスは、この「ウルトラソニックバス」の現代版、そして未来型となる「ミライ人間洗濯機」の研究・開発を進めてきた。「ミライ人間洗濯機」は、「人間洗濯機」を、最先端のファインバブル技術でアップデートした浴槽なのだという。従来の入浴の概念を変え、カラダを自動で洗うだけではなくココロも洗われる入浴装置だとしている。
単に体を洗うだけではなく、きれいな映像や音楽を楽しみながらがら“こころ”を解きほぐし、癒しの空間を提供する。センサーで交感神経・副交感神経の状態を計測し、最もリラックスできる環境を作り出す。
サイエンスが持つ独自の技術で、入浴、シャワーの最適な環境を実現し、「ミライ人間洗濯機」に入ることで身体を清潔にするだけでなく、入浴者の心拍計測を軸として、入浴時の心身状態を可視化する。得られた個々の計測値より、入浴者に合わせた映像を投影、さらにその反応を観察しながら入浴者への水流なども制御し、入浴環境を良好な状態へと導く。
同社は、「ミライ人間洗濯機」を全身で体感した人は、入浴後には心身ともに癒され、若返った感覚を実感することができるとしている。
「ミライ人間洗濯機」の開発・製造には、「ウルトラソニックバス」の技術開発者の山谷英二氏と、デザイナーの上田マナツ氏が技術アドバイザーとして協力している。
Top Image : © 株式会社 サイエンス