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2022.02.07
知財ニュース
セコムがAI・5Gを活用した警備ロボ「cocobo」発売―転倒者や放置物の検知、煙で不審者へ威嚇も可能
セコム株式会社は、商業施設やオフィスビルなどでAI・5Gなどの最先端技術を活用して警備業務を行う新型セキュリティロボット「cocobo(ココボ)」を2022年1月17日に発売した。
「cocobo」は、常駐警備員の代わりに巡回警備や点検業務を行うセキュリティロボット。ロボットが当たり前の時代になじむよう「公共空間との調和」「威厳と親しみやすさ」をコンセプトに開発。巡回ルートを自律走行し、搭載したカメラでとらえた映像をリアルタイムでAI解析し、残留者や転倒者、放置物の検知が可能だ。
不審者を発見した場合には音声やライトでの警告、煙を使った威嚇を行い、点検業務を行う際には、ゴミ箱などの点検、扉の施錠確認などの目的に応じたアームを装着し、ベンチの下や自動販売機の奥側・底面など、人では確認が難しい場所も点検することができる。
商業施設やオフィスビルなどの安全確保を担う常駐警備員の「視覚・聴覚・臭覚・触覚」と「判断力」を備え、一部の能力は警備のプロをも上回るという。
セコムが発売する「バーチャル警備システム」などのセキュリティシステム、建物の監視カメラ映像、エレベーター・電気錠などの設備情報、施設や地域の情報など、クラウド上のさまざまな情報を活用し、平時・有事の安全確保から有用・快適情報の提供まで、常駐警備員と連携して、幅広い業務の効率化と品質向上を実現する。
今後セコムでは、警備業界においても警備員の負担軽減・労働環境の改善に対する一つの解決手段として、最先端技術を活用した新しいセキュリティの創出に取り組んでいくという。
Top Image : © セコム 株式会社