人形浄瑠璃や小林幸子、お笑い芸人らを3D図鑑化し、目の前の画面上にARで人体データを公開する取り組み「バーチャル身体図鑑」が、川田十夢氏（AR三兄弟）の総合演出のもと、「VIRTUAL NIPPON BODIES 2023」特設アプリで公開された。躍動感ある舞踏家やダンサー、スポーツ選手などの身体が画面を超えて目の前にバーチャルに3Dで立ち現れる最新作品だ。

2021年より3年にわたり取り組まれてきたこの人体データのアーカイブ&発信プロジェクトだが、AR三兄弟によるバーチャル身体の祭典「VIRTUAL NIPPON COLOSSEUM」を経て、今回は芸能·音楽分野からは、小林幸子（歌手）、ヨネダ2000（お笑い芸人）、鎮座DOPENESS（ラッパー）、元・たまの石川浩司（シンガーソングライター）、伝統芸能からは、いがみの権太＋人形遣い（人形浄瑠璃 文楽）、音無史哉（笙）、伝統行事からは、富山市のおわら風の盆（唄と踊りの民謡）、五島列島五島市のチャンココ（念仏踊り）らを新たに加え、芸術やスポーツを含めた総勢約20名のデータを特設アプリ「社会実験」上で「バーチャル身体図鑑」として一覧公開する。

アプリでは、図鑑の閲覧のほか、それぞれの3Dデータとモーションキャプチャーを組み合わせられる機能もあり、様々なパターンのパフォーマンスをバーチャル3Dで目の前に作り出すことが可能。また、アプリで見ると情報が立体的に立ち現れる「標本ポスター」や身体カードと動きカードを重ね合わせると図像が浮かび上がる実験的な「経験トレーディングカード」がオリジナル作品として限定販売される。

なお、公開日の2月11日には、プロジェクトの出演者や身体や文化財のデジタルアーカイブの有識者を迎えたイベントを開催。制作の舞台裏トークや川田十夢氏が司会を務めるトークイベントなどを実施した。

画面を超えて立ち現れる躍動感ある身体をいつでもどこでも鑑賞できる本サービス。同社では、データならではの身体表現の可能性と”経験を宿した身体の価値”を未来に伝えていきたいとしている。

◾️「VIRTUAL NIPPON BODIES 2023」 参加者

小林幸子（歌手）
ヨネダ2000（お笑い芸人）
鎮座DOPENESS（ラッパー）
元・たまの石川浩司（シンガーソングライター）
いがみの権太＋人形遣い（人形浄瑠璃　文楽）
音無史哉（笙）
富山市のおわら風の盆（唄と踊りの民謡）
五島列島五島市のチャンココ（念仏踊り）

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「VIRTUAL NIPPON BODIES 2023」 公式サイト

株式会社 precog 公式サイト

「AR三兄弟・川田十夢が総合演出を務める「バーチャル身体の祭典 VIRTUAL NIPPON COLOSSEUM」が始動」（ニュース記事）

「未来を拓く知財の力。最先端の拡張を手がけるAR三兄弟・川田十夢と語る共創の可能性。」（インタビュー記事）

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