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2026.02.19

レポート

知財をクリエイティブに楽しむコミュニティ、知財ハンター協会による「アイデアランドスケープ」情報交換会をレポート

アイデアランドスケープ情報交換会03

知財図鑑は、保有する知財情報と生成AIの力を組み合わせ、大量のビジネスアイデアを創出する手法「アイデアランドスケープ」という取り組みを開始しました。

「アイデアランドスケープ」は、AIを使って知財の活用アイデアを全方位で大量に作成し、それらをマップツールで可視化することで目指す先を直感的に俯瞰する取り組みです。12月吉日、「ideaflow」利用企業による「アイデアランドスケープ」の活用法や、新規事業創出に向けた社内外の実践を共有する報告会が開催されました。ここではその様子をレポートします。

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「アイデアランドスケープ」の資料を見る


参考:note記事 「アイデアランドスケープで加速する、知財がコモンズ化する世界」

アイデアランドスケープ情報交換会

イベントは参加者の自己紹介からスタート。カードの表に「自社の技術あるいは知財」を、裏には「表の内容から一番遠いと思うもの」を書き、自己紹介とともに書いた内容を発表していただきました。カードの裏として「きのこ」「猫」「餃子」など様々なものがピックアップされており、ところどころ笑いが生まれながらも和やかな雰囲気が流れていました。

これまでアイデアランドスケープは様々な企業に活用してもらいました。イベントのメインである紹介セッションにて、各社・各利用者がどのように活用していたのか、紹介していただきました。


『"人間として働くこと"についての研究と実証』

発話者:yuk さん

社内で様々な挑戦をされているyukさんは、実際にアイデアランドスケープでマッピングを見られた時、その見た目を銀河になぞらえ、「いろんな企業のアイデア・技術の「銀河」を衝突(結合)させて、生き残ったアイデアで共創したらいいきがする」と思ったそう。

生成AIの時代だからこそ、「手を動かす」ことに人間の価値がある。その思いで、特許から生まれた様々なアイデアを形にしている過程もお話しいただきました。

1767391423-Gk9EKW0BP2lifSyDUCrc4bOh 「アイデアランドスケープ」の手法で可視化したイメージ。各点が個別のアイデアで、内容的に近い領域がAIによってラベリングされている


『知財のデザイン』

発話者:奥山幹樹さん(株式会社カプコン)

株式会社カプコン 知的財産部 部長かつ知財デザイナー、そして、カプコンIPをアパレルとして再構築したブランド「AND CHIPS」のプロデューサーでもある奥山幹樹さんは、社内で取り組まれている、参加と共創を促すインナーブランディングや未来妄想アイデアについてお話いただきました。

また、関連して『バイオハザード』の「t-ウイルス」を合成、世界初公開するイベント「THE AUTHENTIC OFFICE(ジ・オーセンティック・オフィス)」についても紹介されました。

56442-47-70312fe5d184fe602937f543f6127ad8-3900x2194 THE AUTHENTIC OFFICE 渋谷PARCO

▼イベント詳細はこちら:

■THE AUTHENTIC OFFICE(ジ・オーセンティック・オフィス)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000056442.html

■会場
渋谷PARCO [PBOX]

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15−1 渋谷PARCO 10F

■日程
2026年2月13日(金)– 2月14日(土)

2月13日(金)
18:00 – 22:00 レセプション(招待制)

2月14日(土)
11:00 – 20:30 一般公開

(※記載時間は予定であり、当日までに変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。)

Official Collaboration
株式会社カプコン(CAPCOM CO., LTD.)


『0次開発プロジェクト』

発話者:株式会社オカムラ さん

オカムラで試験的に取り組まれている、新規事業を創出する難しさを乗り越えるために、特許技術とAIを掛け合わせ、未来を捉えたビジネスアイデアの量産を目指す「0次開発プロジェクト」についてお話しいただきました。

「0次開発」に向けたワークショップにおいて生まれた事業のタネや今後の展開についてもご紹介いただき、他の参加者も関心を多く寄せていました。

スクリーンショット 2026-01-16 2.28.05 アイデアランドスケープ活用法


『テクノロジーの未来、ぜんぶ猫から考える「中原にゃん研」』

発話者:こばりんさん

株式会社富士通にてデザイナーをされている小針さんは、未来洞察チーム「インスピラボ」と「中原にゃん研」についてご紹介いただきました。

未来を考える上で必要不可欠な技術が、研究者以外には難解である、という課題を乗り越えるため、みんなの共通言語である「猫」に着目。そんな中原にゃん研の1周年イベントが開催されます。ぜひ猫思考になってみてはいかがでしょうか。

にゃんスピレーション・アイデアソン にゃんスピレーション・アイデアソン

▼イベント詳細はこちら:

■にゃんスピレーション・アイデアソン
https://note.com/inspilab/n/n49126b7fe3e3

集会日程:2026年2月22日(日)PM2:22~PM5:30
集会場所:JR川崎タワー Uvance Inovation Studio(川崎駅直結)
主催:中原にゃん研(インスピラボ)
申込:にゃんスピレーション・アイデアソン 参加申込みフォーム


『特許分析2.0』

発話者:坪田恭平さん(株式会社kasanari)

株式会社kasanariの代表坪田恭平さん。ideaflowの特許分析における革新性について、話していただきました。特許自体の影響力やアイデアの展開性などの比較要素を組み合わせると、特許の強み弱みが分かる、それぞれの特許が企業のどんな成長につながるかについて、盾、剣、弓、道具箱に例えられるというお話が印象的でした。

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『ideaflowを活用したアイデアソンの実践』

発話者:若林裕介さん(吉田・若林特許事務所)

特許に強い弁理士である若林裕介さん。ideaflowの社内活用率を向上するヒントとして、都立高専における講義事例を話してくださいました。特許分析を行う授業にて、生徒たちが難しいグループプレゼンを上手に完走出来るよう、「指示書」を作りプロセスを可視化。企業への導入にむけて「ワークショップを開きたい!」といった声も上がりました。

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『アイデアランドスケープによる競争プラットフォーム構想-知財のコモンズ化に向けて』

発話者:知財図鑑 荒井亮

前半ではブランディングや教育分野でのideaflow活用事例の紹介。
大阪・関西万博での住友グループの展示事例や、北九州市立大学の地域課題解決に関する授業での活用について話しました。

後半ではideaflowが目指す未来像について発表。
国が一丸となってAIを活用していくこれからの時代。アイデアドリブンで実現可能性を検証できるideaflowがイノベーションの火付け役となっていくことを語りました。

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イベントは、知財ハンター協会Discordメンバーもオンライン参加が可能。オンライン参加の方々からのリアクションも活発化していました。

IMG 4321 参加者の皆様からは全国津々浦々のお菓子が集まりました。

IMG 4322 各スピーカーによる、LT(ライトニングトーク)の様子

知財ハンター協会は、今後も定期的にオフラインイベントを開催していく予定です。ぜひご参加ください。

知財ハンター協会へのお問い合わせはこちら


▼これまでの「チザイダイナー」の開催はこちら

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