No.211

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2020.11.28

大量の映像から不審者を高精度で絞り込むAI

出現パターンの数値化・自動分類技術

出現パターンの数値化・自動分類技術
引用元: https://stock.adobe.com/

概要

本技術は、映像データを分析し、特定の出現パターンの人物だけを抽出する技術である。従来は、個々の出現パターンの分類を目視に頼っていたことが、大量の映像分析結果に対する判断に関わるオペレーション上のボトルネックとなっていたが、映像中の人物の挙動を統計的アプローチにより分析・評価することで、AIを活用した自動分類を可能にした。不審な人物の抽出を目的として開発された技術であるが、抽出可能な出現パターンのバリエーションが増えれば、当初目的としていた不審な人物の抽出だけでなく、様々な用途での人物検知に応用し得る可能性を秘めている。

妄想プロジェクト 妄想プロジェクト

AIR Guardian

AIR Guardian | 人の思いやりを可視化する「守護霊ロボット」

日常に溶け込む「監視ロボット」は、安全を管理するだけではなく「人の思いやり」を把握することも可能となる。駅前にきれいに並んでいる自転車、ゴミひとつない公園、元気に育つ草木… これらの行動は「出現パターンの数値化・自動分類技術」により判別され、実は誰かの思いやり行動が介在した場所に「守護霊」のように、やさしい気配をホログラムによって匿名性を保って可視化する。時間の制約を超えて感謝のきっかけを生み、人として支え合うメンタリティを醸成していくためにテクノロジーが一役買ってくれるだろう。

加藤 なつみ

妄想家 加藤 なつみ

妄想家 加藤 なつみ

妄想画家 ajisa

妄想画家 ajisa

なぜできるのか?

人物の出現パターンを数値化、可視化

カメラ画像をマス目に分割し、出現頻度、動き(行動範囲、活動量)、滞在時間といった情報を細かく統計処理し、画像1フレーム毎の状態を数値化。これを時間の経過で並べ、その変動の度合を変化曲線で捉えることで人物を出現パターンで絞り込む。

統計項目の重みづけ

変動の度合によって導き出した出現パターンについて、出現頻度、動き、滞在時間の数値の重みづけを調整することによって、人物の順位付けの変更が可能。用途に応じて重みづけを変えることによって、見つけたい出現パターンの人物が上位になるよう設定できる。

相性のいい産業分野

医療・福祉

体調不良の人物を自動検知する防犯カメラ・システム

生活・文化

万引きや強盗を未然に防ぐ防犯カメラ・システム

旅行・観光

道に迷った観光客を素早く判別、近くにいる観光ガイドが速やかに対応

スポーツ

審判の目の届かないところで起こった暴力行為や非紳士的プレーを即時に検証

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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