No.213
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2021.02.18
高速移動物体のリアルタイム認識テクノロジー
高速カメラ物体認識技術
概要
本技術は、高速移動する物体でも、動きを止めずにリアルタイムで認識することのできる高速カメラ物体認識技術である。1000fpsのような高フレームレートで撮影できる高速カメラと、高速軽量な画像認識技術によって実現。動く物体を止めることなく、外観のわずかな違いまで認識できるため、従来の画像認識において必要だと考えられていた工程や動作を丸ごと省略することが可能。本技術を製品の外観検査に活用することで、検査工程そのものが不要になり、製造業での業務効率化・生産性向上に貢献することが期待されている。
妄想プロジェクト 妄想プロジェクト
SHUTTER Glass | 見過ごす「美」にしおりをはさむメガネ
情報量がさらに飛躍する社会では、日常の中に存在する「美しい現象」に目を止めることが、より難しくなっていく。SHUTTER Glassは、日常の美しさを切り取ってくれるメガネ。「高速カメラ物体認識技術」により、常にリアルタイムな画像認識を行い続けることで、「美しい」と感じた瞬間を時間や位置情報とともに画像ログ化。身の回りの「美しい」を見逃さない。身近にある自然の美しさや他者の行動に気づき、身の回りの変化に自分で気づくためのきっかけを提供してくれるだろう。
ロケ撮影時の第三の目となる「マルチアングルキャプチャー眼鏡」
テレビのロケ撮影やライブコンサート映像、スポーツ試合の収録など、カメラをどんなに複数台稼働していても撮影しきれない過ぎ去っていく出来事は数多い。高速カメラ物体認識技術をスマートグラスに搭載した「マルチアングルキャプチャー眼鏡」があれば、例えばロケ中の出演者自らが装着し、ロケ中、ふと目にしていたユニークな視点を撮影しておくことが可能になる。カメラマンの撮影の横で起こっていた出来事も取りこぼし無く撮影できるはずだ。
また、ロケ撮影での利用のほか、コンサートライブやスポーツ競技の撮影にも、出演者ひいては観客たちに導入すれば、様々な視点から切り出された幅広い観点で、生きたライブの出来事の中から見逃せないシーンを撮影できるだろう。
関連リンク: https://www.tv-tokyo.co.jp/confidential/
実現事例 実現プロジェクト
SHUTTER Glass(シャッターグラス)
「SHUTTER Glass(シャッターグラス)」は、「高速カメラ物体認識技術」により日常の美しい現象を切り取って画像記録し、身の回りの「美」への気づきを促すメガネ型デバイス。株式会社コネルとNECが提案する、情報に加えて体験も流通させることで現代社会の様々な分断を克服するアイデア「エクスペリエンスネット」の一環として実現した。人工知能が生成した画像へのユーザーの評価結果により、個人が無意識のうちに脳内に構築している視覚的な感性イメージを独自アルゴリズムに基づき「心的テンプレート」として画像化・数値化する。この「心的テンプレート」を用いることで、記録した画像の中からユーザーが「美しい」と感じるであろうカットを推察することができ、人工知能を用いてそれぞれのユーザーの美的嗜好に添った画像を生成し映し出す。個人にとっての理想的な抽象画やデザインの作成・提示への活用や、レコメンドエンジンの開発などに応用できる。
なぜできるのか?
高速カメラ
高速カメラを使用することで、高速で移動する物体を正確にトラッキング。認識に適した高品質な画像を確実に取得することができる。
認識適合画像選択技術
撮影時に得た物体の移動量などの情報をもとに、高速カメラで撮影された大量の画像のなかから、画像認識にふさわしい画像を瞬時に判断して選び取ることが可能。
多数決方式による画像認識
上記で抽出した複数の画像を使って何回も認識を行い、多数決方式で判定することで、高精度認識結果をスピーディーに実現する。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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