No.567

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2022.02.16

360度の高画質リアルタイム配信を実現する映像プラットフォーム

4K Live Streaming

オフィス側

概要

「4K Live Streaming」とは、多拠点での双方向のリアルタイムコミュニケーションを実現する映像プラットフォーム。360度カメラである「RICOH THETA」やWebカメラを使って映像コミュニケーションプラットフォームに接続することで、ユーザーはPC、タブレット、スマホのブラウザより最大4Kの高品質映像をライブで閲覧することが可能、没入感の高いコミュニケーションを遅延が少ない状態で行うことができる。製造業における遠隔での立会や管理、多拠点で開催される仮想空間での会議や接客、エンターテインメント領域など、さまざまな分野での活用が期待されている。

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なにがすごいのか?

  • 4Kで360度のリアルタイム映像を遅延することなく配信

  • THETA、ウェアラブル端末など多彩なデバイスに対応

  • アプリをインストールすることなくWebブラウザから簡易に利用可能

なぜ生まれたのか?

リコーは、2011年からビデオ会議におけるリアルタイムコミュニケーションサービスを展開し、2013年には360度の動画・静止画が撮影できる全天球カメラ「RICOH THETA(株式会社リコーによる商標出願中:2022年2月現在)」を発売。2019年には360°の全天球イメージを活用したさまざまなサービスを統合したポータルサイト「RICOH360(株式会社リコーによる登録商標:商標第6136868号)」を展開するなど、ビジネスや現場に向けた高品質の映像ソリューションを提供してきた。「4K LIVE Streaming」はこれらの技術群の延長線上にあるものであり、リコーがこれまで培ってきた技術を凝縮したコミュニケーションプラットフォームとなっている。

妄想プロジェクト 妄想プロジェクト

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モノと体験を同時に受け取れるふるさと納税「どこでもりんご狩り」

「4K Live Streaming」によるリアルタイムの4K・360度映像を用いれば、新しい体験型のふるさと納税サービス「どこでもりんご狩り」を提供することができるだろう。

利用者は、専用サイトで本商品を申請した後、オンライン体験の日時を予約。当日は「4K Live Streaming」カメラが設置された農園にリモートで訪れ、ガイドの案内のもと自ら収穫ロボットを操作してりんご狩りを遠隔体験。後日、収穫したりんごは返礼品として自宅まで配送される。ユーザーの場所を問わない新しい観光アクティビティとなると共に、地方農家の人手不足の解消や負担軽減にもつながるだろう。

還元率の高さでふるさと納税を選ぶ風潮に一石を投じるサービスとなるとともに、地方自治体や一次産業とのコラボレーションだけではなく、動物園・水族館・百貨店などあらゆるパートナーとの共創ができるはずだ。

知財図鑑

妄想家 知財図鑑

妄想家 知財図鑑

妄想画家 ソノナカ

ソノナカ

妄想画家 ソノナカ

なぜできるのか?

あらゆる環境に対応したストリーミング技術

「4K Live Streaming」では、WebRTC(Web Real-Time Communication:ウェブブラウザやモバイルアプリケーションにシンプルなAPI経由でリアルタイム通信を提供するオープンソースプロジェクト)の技術の中でも低遅延で多拠点配信ができる「WebRTC SFU」と呼ばれるクライアント・サーバー方式を使用。映像を再生するハードウェアの性能を最大限に活かし、電波の悪いLTE環境(0.5Mbps程度)から5G(15Mbps以上)まで、幅広いネットワーク帯域に柔軟に対応可能なストリーミングのシステムを独自に構築している。

リコーの独自技術「ダイナミックメディア制御」

「ダイナミックメディア制御」とは、表示拠点数・表示解像度・CPU負荷をサーバーに伝え送受信の制御を行う技術であり、「WebRTC SFU」と呼ばれるサーバーで送受信されたデータ・情報をもとに映像のフィルタリングをして配信する。この技術によりネットワーク帯域の変動が大きいときにも、遅延の少ない通信をスムーズに継続して行うことができる。

多様なデバイスとスムーズに接続

「4K Live Streaming」は、映像の入力を複数デバイスで同時に行うことができ、ウェアラブルカメラ、THETA、モバイルなど映像と音声をリアルタイムに配信が可能。配信が可能な仕組みをリコークラウドでAPI提供しているため、簡単にユーザーが利用したいサービスやシーンに組み込むことが可能となる。サービスを利用する側も、何か特別なアプリをインストールする必要がなく、自身のブラウザで体験することができるため、あらゆる現場での導入に柔軟に対応する。

相性のいい産業分野

製造業・メーカー

工場とオフィスを4K映像と音声で双方向に繋いだ遠隔からの作業支援・教育・点検

IT・通信

店員のスマートグラスのカメラとユーザーを接続することによる遠隔のWEB接客

医療・福祉

リアルタイム配信を活かした遠隔の外科医療

アート・エンターテインメント

360度の映像配信を活かした水族館や動物園のWEB配信コンテンツ

教育・人材

講義や授業に遠隔から参加可能

スポーツ

プロスポーツ選手の視点が擬似体験ができる新しい体験サービスの提供

ロボティクス

ドローンやUFOキャッチャーにカメラを搭載することで上空からの360度視点を実現

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 株式会社 リコー
※製品名・組織名は記事作成時点(2022年2月)のものです。