No.594

琵琶法師が語り継ぐ栄華と滅びの物語

平家物語

平家物語

概要

「平家物語」とは、平安時代末期から鎌倉時代にかけて成立したとされる軍記物語。武家貴族であった平清盛を中心とする平家一門の興亡と、源氏を筆頭に台頭する武士たちの人間模様が描かれており、鎌倉末期の随筆『徒然草』によれば、信濃前司行長(しなののぜんじ ゆきなが)という人物が作者という説が有力とされる。この世の「諸行無常」を謳い、古代から中世へ、貴族社会から武家社会への歴史的変革を描いた本作は、800年余りの時を超えてなお多くの創作物にインスピレーションを与え続けている。

なぜできるのか?

仏教的死生観

「平家物語」全体を通底するテーマに、権勢を振るう者もやがて滅びるという仏教的死生観に裏打ちされた「無常観」がある。とりわけ冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。…」という一節に端的に表現されている。

「語り本系」と「読み本系」

「平家物語」には読み物として増補された「読み本系」と盲目の僧侶として知られる琵琶法師が全国を行脚し口承で語り伝えてきた「語り本系」の2系統が知られている。

魅力的なキャラクターと印象的な出来事

平清盛や源頼朝をはじめ、源氏・平氏双方に個性豊かな登場人物が多く、物語の舞台となった土地や名所にちなんだ出来事や台詞などが広く伝わっているため、エンターテイメントとしてジャンルを問わず紹介されている。

実現事例

相性のいい産業分野

アート・エンターテインメント

「平家物語」を題材に仏教的死生観や無常観を表現

教育・人材

歴史の流れを教育するツールとして「平家物語」を活用

メディア・コミュニケーション

現代を舞台にネットユーザーたちが編み上げる「現代版平家物語」

AI

「平家物語」を独自に翻案し未来に語り継ぐ「AI琵琶法師」

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。 Top images : ©『平家物語絵巻』

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