Smart textile lighting/display system：全て糸でできたスマートテキスタイルディスプレイ

概要

「Smart textile lighting/display system」とは、全て繊維素材で作られた46インチの織りディスプレイ。各種センサーやアンテナを織り込み、糸でできたディスプレイ部にカラー映像を映し出すことができ、表示した状態で通常の布地と同様に折り曲げや巻き上げが可能。指によるタッチ、光、温度を検出でき、ワイヤレス伝送も行える。また、着用可能で、エネルギーを蓄積することもでき、エネルギー自律型のIoTデバイスとして活用が可能。将来的に、バッテリーやソーラーパネル、その他スマートファブリックとして活用し、次世代の柔軟な電子繊維・電子テキスタイルプラットフォームとなることが期待される。

なぜできるのか？

既存の織り製造プロセスに耐えられる繊維強度

「Smart textile lighting/display system」の繊維ベースの素材は、十分な伸縮に耐えられる材料で保護コーティングしている。これにより既存の織り機の製造プロセスで織りや加工を施しても、繊維ディスプレイとしての各種入力や出力の性能的な劣化はごくわずかで、互換性を保てる。したがって織りのサイズを無制限に拡大したスマートテキスタイルを製造できることにもつながる。