電波×QRコードで改ざんや盗難を防止しながら個数管理
セキュア在庫管理

概要
「セキュア在庫管理」とは、電波を通してタグ情報を読み取れるRFID(Radio Frequency Identification)と、ビジュアルを読み取るQRコードを融合させた個数検査技術。RFIDタグによる在庫の個数把握と、通常の読取では解読できない暗号化領域に記録されたQRコードの情報を掛け合わせることで、正しい個数管理をしながら第三者による改ざんや盗難を防ぐことが可能となる。商品の在庫管理はもちろん、空間を移動するあらゆるモノをセキュアに追跡する手段として応用が期待される。

なにがすごいのか?
RFIDとQRコードを併用
基準情報(正しい個数情報)をQRコード内に暗号化された状態で非公開領域に記録
RFIDタグ情報とセキュアなQRコードの読取り結果を同時に比較
なぜ生まれたのか?
RFIDタグでの個数管理は、予め箱の中の個数を分かっていないと、全て正しく読み取れたかが不明である。一方、QRコードを箱に貼付する管理方法では、QRコードを読むだけで個数が分かるメリットがあるものの、第三者による張り替えを通じたデータ改ざんや、誰でも中身が分かってしまうことによる貴金属等の盗難リスクが生じる。そこでデンソーウェーブの研究者は、専用の読み取り機によってのみ読み取り可能なQRコード技術を利用して、データ改ざんや盗難防止をしつつ、箱の中身のRFIDタグを正しく読み取ることができる本アイデアに至った。
なぜできるのか?
単一の読み取り機で実現可能
「セキュア在庫管理」は、RFIDタグ、QRコード、読み取り機のみで構成されている。そのため、大掛かりなシステムの導入が不要であり、セキュアな在庫管理を手軽に行うことが可能となる。
一部を暗号化したセキュアなQRコードを生成
データの読み取り制限機能を持つセキュアなQRコードを、RFIDタグと併せて生成できる。セキュアな隠し領域に記録した情報は、通常の読取機では認識されず秘匿性が担保され、専用の読み取り機によって情報を読み取ることが可能。在庫の基準情報を暗号化することで、第三者によるデータ改ざんの防止に加え、在庫の中身の特定を通じた高価商品の盗難を防ぐことに繋がる。
広く認知されたQRコードの外観を維持
QRコードの外観を維持したまま、暗号化データが入った一つのQRコードを生成することが可能。公知のQRコードと同様の方法で読み取れるため、ユーザーの読み取り操作へのハードルが低い。
妄想プロジェクト
相性のいい産業分野
- 流通・モビリティ
商品の紛失・盗難リスクを軽減しながらトレーサビリティを透明化
- 製造業・メーカー
帳簿上の在庫数と現品数の比較を容易に行うことで、現場での棚卸負荷を軽減
- IT・通信
仕入れ数・在庫状況など、商品に紐づく秘匿情報の紛失・漏洩リスクを軽減
- 食品・飲料
生産者側と消費者側で読み取り情報の異なる商品情報タグ
- アート・エンターテインメント
RFIDタグを付与した、真贋判定、流通経路の追跡可能なカードゲーム用のプレミアムカード
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。 Top Image : © 株式会社 デンソーウェーブ QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。






