No.1032

2025.05.01

人が乗って操縦できる4脚歩行ロボット

CORLEO(コルレオ)

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概要

「CORLEO(コルレオ)」とは、4脚で走行する新たなオフロードパーソナルモビリティ。乗馬のように跨って乗り、悪路走行性能が高く、山道や岩場などでも走行可能。ロボティクスがもたらす4脚の悪路走行性能に加え、モーターサイクルで培った操縦性と安定性を併せ持つ。マシンが常にライダーの挙動を感知し、ライダーはステップとハンドル部分で検知する重心移動によってマシンを操作する。大阪・関西万博で披露され、操る楽しみを大切にしながら人馬一体の操縦性を実現する、「Fun to Ride」を 大切にした新カテゴリーのパーソナルモビリティとして注目されている。

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なぜ生まれたのか?

ロボット事業とモーターサイクル事業を持つ川崎重工グループだからこそ実現できる4脚型の新感覚オフロードパーソナルモビリティ「CORLEO(コルレオ)」は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」でコンセプトモデルを初披露し、SNSで累計約12億リーチを達成した。

同社は「CORLEO(コルレオ)」の製品化に向けた開発に着手し、社長直轄のプロジェクトとして開発専任組織(SAFE ADVENTURE事業開発チーム)を立ち上げ、2030年開催予定の「サウジアラビア・リヤド万博」の会場内モビリティとして採用されることを目指すとともに、2035年の製品化に向けた開発に取り組んでいる。

news 251203-1 サウジアラビアを走るCORLEO(イメージ)

なぜできるのか?

あらゆる地形での安定した走行

後脚部が前脚部とは別に縦にスイングすることで、歩行時や走行時の衝撃を吸収する。また、段差を登るときにライダーが見上げる姿勢にならず、進行方向の地形状況を確認しやすい姿勢を保つことができる。路面の凹凸を吸収し、滑りにくい素材であるラバーを採用した左右二分割構造を採用したひづめを4脚の先に搭載。草原、岩場、がれ場などのあらゆる地形に対応する。マシンのサポートもあるため、熟練者でなければタイヤでの走行が難しい山岳や水場などの地形を、初心者でも安全・安心に走行可能。

脱炭素化社会の実現に有効な水素が燃料

150ccの発電用水素エンジンを搭載。後方に搭載するキャニスターから水素を供給する。発電された電気を利用し、4脚に搭載したパワーユニットで駆動する。

最適なライディングのサポート

ライダーは、ステップとハンドル部分で検知する重心移動によってマシンを操作する。あぶみの長さを変化させることで、ライダーにとって最適な姿勢を実現。水素残量、山頂までのルート、重心位置などを表示するインストルメントパネルを搭載。夜間は路面に進路を示すマーカーを照射することで、ライダーのより最適なライディングをサポートする。

相性のいい産業分野

環境・エネルギー

水素エンジンで脱炭素化社会の実現

医療・福祉

タイヤでの走行が難しい地形への医療提供の実現

流通・モビリティ

段差などの登り降りでも安定した荷物の運搬や配達に活用

旅行・観光

悪路などあらゆる地形での観光体験サービスへの活用

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 川崎重工 グループ