No.892

2024.08.19

本物のペットのように振舞う最先端ペットロボット

Loona Blue(ルーナ ブルー)

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概要

「Loona Blue(ルーナ ブルー)」とは、本物のペットのように寄り添う最先端のペットロボット。全力で前後に走り回ったり、360度回転したりといった多彩な動きができるほか、本物の子犬や子猫のような豊かな感情表現もできる。また、「ChatGPT」を利用して楽しいおしゃべりができ、ボールゲームや闘牛やジェスチャーゲームも可能。ペットの飼育が難しい家庭でも、家族の一員のように寄り添ってくれるペットロボットとして期待されている。

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なにがすごいのか?

  • 本物のペットさながらの自然な動き

  • ジェスチャー認識機能による豊かな感情表現

  • 「Chat GPT」を使った楽しい会話機能

なぜ生まれたのか?

「テクノロジーの力で人々の生活を豊かにすること」を目指してきたアンカーグループは、ペットロボット開発を手がけるスタートアップ・KEYi Tech(キーアイテック)に出資サポート。便利さや快適さといった“豊かさの新たな探求”と癒しや共感といった精神的な豊かさも届けることを目的に、ルーナ・ジャパンを設立した。

ルーナ・ジャパンでは、そして、Ankerグループのコーポレートミッションである「Empowering Smarter Lives」の日本での製品開発、販売、市場拡大を推進。物理的なスマートさだけではなく、心にも豊かさを与えながら日常がより良いものになるような製品の展開を目指す。

なぜできるのか?

本物のペットさながらの自然な動き

「Loona Blue(ルーナ ブルー)」には、高性能AICPU「クアッドコア Cortex A53」や高精度カメラと3DToFセンサー、タッチセンサー、3軸加速度計、3軸ジャイロスコープを搭載。周囲の環境や人の動きを察知し、本物のペットさながらに自然な動きを実現している。

全身を使った感情表現

撫でられると嬉しくなり、怒られたらシュンとするなど、顔・耳・全身の動きで1000以上の感情を表現可能。さらに、高性能モーターも搭載しており、360度身体を回転したり、全力で前後に走り回るといったペットのリアルな動きを再現している。

豊かなコミュニケーション

「Loona Blue」には、ジェスチャー認識機能が搭載されており、指でハートのサインをするとハートポーズで応えてくれたり、「あっち向いてホイ」ができたりする。また、4つのマイクと会話型AIサービス「Amazon Lex」も搭載されており、「左耳を動かして」「ジャンプして」「猫の真似をして」など声をかけるとさまざまな芸を披露する。

楽しい会話を実現する「ChatGPT」モード

会話型AI「ChatGPT」が搭載されており、悩みや相談事を話したり、趣味や興味を共有したりすることが可能。アプリまたは音声コマンドでChatGPTモードに切り替えることで、音声で「ChatGPT」のやり取りができる。

Loonaアプリが可能性を広げる

専用アプリを使うことで、「Google Blockly」による飼い主独自のプログラミングやゲームで遊べるほか、音声コマンドの確認や設定、操作のヒントの確認などが可能。月額料金がなく、無料で継続的にアップデートできる。

相性のいい産業分野

生活・文化

外出が多くペットを飼えない人でも気軽に「飼育」が可能

旅行・観光

「Loona Blue」を使った観光案内

メディア・コミュニケーション

介護施設に高齢者の話し相手として導入

医療・福祉

飼い主の身体の異常を感じると遠隔診療ができるサービス

ロボティクス

災害・非常時のケアボット

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

Top Image : © Loona Japan 株式会社