No.994
2024.12.12
日常的に「おすそわけ」したくなる社会貢献アプリ
OSUSO
概要
「OSUSO」とは、日常の中で簡単に社会問題に触れられ、スマートフォンから手軽にボランティアや寄付ができる社会貢献促進アプリ。ユーザーが社会のために投じた時間や資源をデータ化・可視化することで、社会貢献度によって個人・企業が評価される仕組みを実現。成果を見える化することで、今まで以上に社会貢献にやりがいを感じるだけでなく、同じ志を持った全国の仲間と繋がり、社会全体で課題解決が加速していく。「OSUSO」を通じて、日本の思いやり文化「おすそわけ」が世界に広がっていくことが期待される。
なにがすごいのか?
・日常的にスマホから社会問題に触れられ、200以上のNPO等の団体へ手軽に支援することができる
・月500円から始められ、支援先を投資のようにポートフォリオを組んでさまざまな団体へ分散した寄付が可能
・個人・企業が社会貢献度によって評価される社会を築くことで、社会全体のウェルビーイングを向上させる
なぜ生まれたのか?
代表取締役CEOの新田拓真は、東日本大震災で被災し生き残った経験から、「自分のできることは何か」と長年、自問自答を繰り返し「OSUO」の制作に至った。3.11では、近隣同士で食料を分け合ったり、地元の企業が重機で瓦礫を取り除いたりするなどして人々が支え合う光景が多く見られた。また日本中の人々が能動的に寄付をし支援を行った。日本人の約8割が物品寄付も含め何らかの寄付をしたと言われている。
新田はその日本人の「おすそわけ」精神の強さを目の当たりにし、この精神を日頃から社会に還元することで、日本ならではの寄付文化をつくれるのではないかと考えた。その結果、人々の「おすそわけ」の気持ちを活かす工夫が施されたアプリ「OSUSO」が生まれた。
なぜできるのか?
・社会貢献をより楽しく、より身近にするユーザー体験
最新の社会課題を楽しく分かりやすくお知らせするメディア機能に加え、地域の清掃活動からオンライン募金まで、スマホから簡単に支援にアクセスできるUXを設計。実際に行った活動は自動的に記録され、自分の活動を管理し、振り返ることも可能。貢献への「いいね」機能や具体的な活動内容をまとめたサンクスレポートで寄付先から感謝を受け取ることができ、SNSで共有することで、個人・企業のソーシャルインパクトを共有することもできる。パスポート機能など新機能も随時リリース予定。
・個人の「徳」が貯まり、評価される社会
個人の社会貢献活動が「Sマイル(スマイル)」として数値化され、貯まる機能を実装。「Sマイル」は、お金や物に交換されるものではなく、純粋に社会貢献によって蓄積し続けるもので、社会貢献度の数値がお金以上の価値として評価されるソーシャルグッドな社会を目指す。
・個人・企業の社会意識をより高めさせる企業向けSXサービスとの連携
「OSUSO」は、企業向けのSXサービス「OSUSO CLUB」と連携することができる。従業員の社会貢献活動を定量的に可視化し、従業員のSDGs教育や企業の人的資本価値を高める手段として活用できる。個人と企業が協力することで、社会問題へのコミットメントをさらに高めていく。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image:©︎ 株式会社 USTUS