No. 138 距離を超えて「声」と「想い」を届ける腕輪

CHEERPHONE(チアホン)

CHEERPHONE(チアホン)は、マイクを内蔵する親機とスピーカー・LEDを内蔵する子機から構成される腕輪型のIoTデバイス。親機にて入力された音声が離れている子機へ届けられ、発光しながら音声を再生する。主にスポーツ観戦シーンでの利用を想定されており、距離を超えて「声」と「想い」を届ける新しい応援の形を提案している。「無観客試合」の状況においても、スタジアム内にCHEERPHONEを多数設置することで、ファンからの応援を届けることも期待されている。

なにがすごいのか?

  • 自宅からスタジアムに声を直接届けられる
  • スタジアム側ではLEDが光ることで選手が遠隔地からの応援に勇気付けられる
  • 専用アプリにより、子機を託したい相手をマッチングできる

*現時点ではデモ用のプロトタイプが完成している

なぜ生まれたのか?

スポーツ観戦の形は、ラジオからテレビへ、そしてスマートフォンへと時代とともに進化し、会場に居なくてもリアルタイムで試合を見られるようになった。会場で「想い」を声にのせて応援することはアスリートへの後押しとなるものの、離れた場所からの観戦では、どんなに大きな声を挙げても会場へ「想い」を届けることが出来ない。
また、かつての日本では全国から伊勢神宮にお参りをする「お伊勢参り」の文化があり、遠方から伊勢へ行くことは時間と費用がかかるため、代表者が伊勢に行き、「想い」を託された者は皆を想ってお祈りをしていた。「CHEERPHONE」は、日本の人と人を紡ぎ、「想い」を託す文化を取り入れ、離れていても「想い」が届く新しい応援の形の提案として開発された。



相性のいい分野

スポーツ
アウェーゲームなど現地に観戦に行くことが難しい場合、離れた場所からチームに声援を送れる
コミュニケーション
離れて暮らす家族や友人に対して、励ましや慰めなどの言葉を伝える
オフィス
リモートワークでコミュニケーションが激減した部下を叱咤激励して作業効率アップ

知財情報

主な知財ホルダー: パナソニック株式会社

CHEERPHONEは自己拡張(Augmentation)をテーマとした研究開発組織「Aug Lab」のプロジェクトとして制作されました。
詳しくはAug Labの公式サイトをご参照ください。

知財ハンター

荒井 亮 Ryo Arai
Producer / Konel Inc.

1977年東京都荒川区生まれ。立教大学社会学部産業関係学科卒。クリエイティブ会社にてライブ配信事業のプロデューサーとして番組の企画制作、各種アライアンスやチームビルディングを担当。その後、Konelに所属し「日本橋地下実験場」を中心としたプロジェクトに関わる。聴覚を拡張するプロダクト『PlayEar』の開発や、インターネット世代のポップカルチャー、メディアアート、ペットテック領域に関心がある。