CHEERPHONE(チアホン)
CHEERPHONE(チアホン)は、マイクを内蔵する親機とスピーカー・LEDを内蔵する子機から構成される腕輪型のIoTデバイス。親機にて入力された音声が離れている子機へ届けられ、発光しながら音声を再生する。主にスポーツ観戦シーンでの利用を想定されており、距離を超えて「声」と「想い」を届ける新しい応援の形を提案している。「無観客試合」の状況においても、スタジアム内にCHEERPHONEを多数設置することで、ファンからの応援を届けることも期待されている。
なにがすごいのか?
- 自宅からスタジアムに声を直接届けられる
- スタジアム側ではLEDが光ることで選手が遠隔地からの応援に勇気付けられる
- 専用アプリにより、子機を託したい相手をマッチングできる
*現時点ではデモ用のプロトタイプが完成している
なぜ生まれたのか?
スポーツ観戦の形は、ラジオからテレビへ、そしてスマートフォンへと時代とともに進化し、会場に居なくてもリアルタイムで試合を見られるようになった。会場で「想い」を声にのせて応援することはアスリートへの後押しとなるものの、離れた場所からの観戦では、どんなに大きな声を挙げても会場へ「想い」を届けることが出来ない。
また、かつての日本では全国から伊勢神宮にお参りをする「お伊勢参り」の文化があり、遠方から伊勢へ行くことは時間と費用がかかるため、代表者が伊勢に行き、「想い」を託された者は皆を想ってお祈りをしていた。「CHEERPHONE」は、日本の人と人を紡ぎ、「想い」を託す文化を取り入れ、離れていても「想い」が届く新しい応援の形の提案として開発された。