Norimaki Synthesizer
Norimaki Synthesizerは、海苔巻きのような形状の装置を舌の先端に当て、シンセサイザーのように好きな味を自由に再現する“味覚版ディスプレイ”である。テレビの映像表示に使われている「赤緑青」の組み合わせで色を表現するRGBのように、ベースになる5つの味を組み合わせることで様々な味覚を再現することが可能。飲食を伴わない味覚再現ツールとして応用が期待されている。
Norimaki Synthesizerは、海苔巻きのような形状の装置を舌の先端に当て、シンセサイザーのように好きな味を自由に再現する“味覚版ディスプレイ”である。テレビの映像表示に使われている「赤緑青」の組み合わせで色を表現するRGBのように、ベースになる5つの味を組み合わせることで様々な味覚を再現することが可能。飲食を伴わない味覚再現ツールとして応用が期待されている。
4D映画と聞くと、3Dの映像に水・光・香り・動きなどの演出効果を加えたものがイメージされるはずだが、“味覚”が4つ目の要素になったらどうだろう?
「味覚を感じる4D映画」では、観客が「Norimaki Synthesizer」の技術を応用したストロー状のデバイスを口に加え、映画のシーンに合わせてさまざまな味の疑似体験ができる。
高級レストランでのフルコースの味や、青春映画の甘酸っぱいキスの味、はたまたアクション映画で殴られた時の血の味まで・・・映画の主人公になりきって、その世界に没頭できるのではないだろうか。
映像表現の可能性を大きく広げる演出方法として、実現を願いたい。
装置は、5つの味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)を感じさせる電解質をそれぞれ溶解し、チューブに入れて寒天で固めた“ゲル”を束ねて円柱型に組み立てられている。組み立てた装置に銅箔を巻き、その部分を手で握り舌に当てると、人とデバイスによる電気回路を形成する仕組みとなっている。
電気回路に電圧をかけてゲル内部のイオンを移動(電気泳動)させることで、舌に当たるイオンの量を制御して味を変化させている。それぞれの味の割合をコントローラーで個別に調整することにより、任意の味を生成することが可能である。
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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