No.1034

2025.05.12

スマートフォンでどこでも遠隔診療可能な眼科診療機器

Smart Eye Camera

smart eye camera

概要

「Smart Eye Camera」とは、iPhoneのカメラと光源を利用した本邦初の眼科診療機器。スマートフォンに取り付けることによって、既存の細隙灯顕微鏡と同様に眼瞼・角結膜・前房・虹彩・水晶体・硝子体の観察を行い、白内障などの眼科疾患を診断することができる。現役眼科専門医が、日本及び開発途上国での眼科診療を通じて感じた問題点を解決するため、自ら発案して開発を行い、医療機器として実用化に成功した。前眼部の診察が可能で、医療機器のため、保険点数が請求可能。既存の医療機器と同等の性能や安全性を有するというエビデンスもあり、医師が遠隔に判断を下すことにより遠隔診療を可能にし、日本と世界で事業を推進している。

smart eye camera

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smart eye camera

実現事例 実現プロジェクト

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大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン 展示

2025年4月29日-5月5日、2025年日本国際博覧会(EXPO 2025 大阪・関西万博)の大阪ヘルスケアパビリオンでOUI Inc.はSmart Eye Cameraの展示を行なった。7日間で1,500名を超える参加者が来場し、Smart Eye Cameraの紹介を行なった。

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なぜできるのか?

スマートフォンで眼科診療

スマートフォンのカメラに外付けし、眼科診療が可能となる。外部光源や電池等必要なく、ポケットに入れて持ち運ぶことができる。インターネットにつなげることで、遠隔診療が可能となる。撮影した画像のID管理も可能。既存の医療機器と同等の性能や安全性を有するといったエビデンスがあり、無散瞳でも視神経乳頭や後極部の範囲の観察が可能。

専用アプリケーションを使用した眼科の遠隔診療

SLIT LAMPモデルは、スリット光、白色拡散光、青色拡散光での観察が可能。眼瞼、角膜、結膜、前房、虹彩、水晶体など、前眼部の観察に適しており、白内障・ドライアイ・アレルギー性結膜疾患・前房深度の評価等の多くの眼科疾患の診断や重症度評価ができる。OPHTHALMOSCOPEモデルでは無散瞳で視神経乳頭や眼底黄斑部の観察ができる。

3Dプリンターでの製造

どのモデルも全て、高精度の3Dプリンタで製造。バッテリーを入れる必要がなく、可動部が最小限なため、耐久性に優れ、どこにでも持ち運ぶことができる。

動物用医療機器としての活用

動物用医療機器として登録済み。動画で検査結果を残すことができるため、ベストショットを逃さない。アプリを通して簡単に読影依頼が可能。

相性のいい産業分野

医療・福祉

医師による遠隔診療での活用

IT・通信

スマートフォンを利用した、電池交換不要なポータブル診療への活用

生活・文化

スマートフォンでいつでもどこでも可能な診療で、患者が日々の健康を自分で管理

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © OUI Inc.