東京メトロとWHILL株式会社は、2023年3月16日より、東京メトロの公式アプリ「東京メトロmy!アプリ」で電動車椅子規格の近距離モビリティWHILLの購入やレンタルを申し込めるサービスの提供を開始した。

WHILLは、運転免許なしで歩道など徒歩での移動と同じ範囲を時速6km以下で走行可能な近距離モビリティ。衝突回避機能を備えた独自開発の自動運転モデルと、複数の機体を管理・運用するフリートマネジメントシステム（遠隔管理システム）によって、スムーズな移動をサポートする。

本サービスは、「東京メトロmy!アプリ」（無料で利用可能）から、WHILL特設WEBページにアクセスし、WHILLの購入やレンタル（月額／日額）を検索し申し込みできるもので、通常よりも安い価格で利用できるほか、ユーザーの身体状況やニーズに合わせてモデルを選択できる。

「Model C2」は高いデザイン性や後輪を軸にその場で一回転できる小回りの良さと5cmの段差の乗り越え、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地を特長とし、「Model F」では折り畳みによる軽量化を実現。また、「Model S」はWHILL株式会社初となる歩道を走れるスクータータイプで、ハンドルにより安定走行ができ、運転免許返納後や自転車からの乗り換えなどにも適している。

長距離の歩行や体力に不安があるユーザーやシニア世代に快適な移動体験を提案するこのサービス。今後は、本サービスを通して、買い物や通院といった日常の外出や、家族・友人との外出が快適になるようサポートしていくとしている。

■サービス概要
申し込み方法：東京メトロmy!アプリに設定するリンクボタンから申し込み
申し込み可能なWHILL：
・購入「WHILL Model C2」「WHILL Model F」「WHILL Model S」全モデル
・レンタル「WHILL Model C2」の月額、「WHILL Model F」の日額（３日間から）

プレスリリースはこちら

WHILL 株式会社 公式サイト

「東京メトロmy!アプリ」詳細サイト

「WHILL（ウィル）自動運転システム」知財記事

産科病棟におけるWHILL自動運転モビリティサービスの実証実験が開始」（ニュース記事）

「免許不要で歩道を走行できるスクーター『WHILL Model S』（ニュース記事）

「自動運転車いす『WHILL自動運転サービス』が国外初、ウィニペグ国際空港で実用化（ニュース記事）

Top Image : © WHILL 株式会社