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2024.02.05
知財ニュース
マイクロソフト、メタバースプラットフォーム「Microsoft Mesh」の一般公開を開始
米マイクロソフトは没入型のメタバースプラットフォーム「Microsoft Mesh」の一般公開を2024年1月25日に開始した。「Microsoft Mesh」は「Microsoft Teams」から利用ができる。
PCおよびVR/MRヘッドセット「Meta Quest VR」デバイスに対応している。アクセスするには「Teams Essentials」、「Microsoft 365 Business Basic」、「Microsoft 365 Business Standard」などのライセンスが必要だ。
Microsoftは職場を繁栄させるには深い人間関係が必要だとしており、同社のWork Trend Index レポートによると、リーダーの43%が「リモートおよびハイブリッドワークにおける最大の課題は人間関係の構築である」と述べているのだという。
新入社員研修やブレーンストーミングなど重要な瞬間を通じてつながりが促進されるが、これらの活動がリモートで開催される場合、組織が繁栄するために必要な個人的なつながりを構築する効果は低くなる。
このことから、「Microsoft Mesh」はハイブリッドワークと地理的に分散した組織をサポートするために作成された。次世代テクノロジーを使用して3D没入型体験を強化し、実際に対面しているかのように感じることができる。
「Microsoft Mesh」は2023年10月にプレビュー版が提供開始され、今回の一般公開に至った。武田薬品工業株式会社やアクセンチュアなどのグローバル企業では、すでに「Microsoft Mesh」が活用されている。各企業の活用事例もマイクロソフト公式サイトにて公開されている。
本システムでは、自分自身を表す3Dアバターをデザインできる。空間オーディオを使用して少人数のディスカッションにも対応、バーチャル空間でのコミュニケーションが可能だ。また、専用エディタを使用し、コードなしで空間をカスタマイズする機能も用意されているとのことだ。
Top Image : © Microsoft