No.1202

廃棄される「もみ殻」を活用した環境配慮型の新素材

もみ殻シリカ

もみ殻シリカ

概要

「もみ殻シリカ」とは、廃棄される農業副産物「もみ殻」から「シリカ(二酸化ケイ素)」を取り出し、環境への配慮を意識した新素材。シリカは地球や植物に広く存在する成分で、自然界や植物に含まれる成分として、さまざまな分野で研究されている。また、工業や環境分野でも欠かせない重要な素材となっている。安全性に配慮した、もみ殻由来の素材のため、化粧品メーカー、健康食品企業、工業メーカー、農業関係者など、さまざまな業界で活用が検討されている。また、このもみ殻シリカを活用して、新しい素材New Silica 【ASC(アスク)】を開発した。

なぜできるのか?

農業副産物「もみ殻」からシリカを取り出した環境配慮型素材

日本の農業は今、土壌劣化・病害増加・気候ストレス・化学肥料依存など、複合的な課題に直面している。これらを一つずつ改善するのではなく、土壌力そのものを底上げするアプローチとして、もみ殻由来シリカが国内外で注目されている。農業副産物「もみ殻」は、稲作の副産物として日本の稲作から大量に発生する。日本では毎年、大量のもみ殻が発生しており、その多くが廃棄されてきた。このもみ殻から「シリカ(二酸化ケイ素)」を取り出し、環境への配慮を意識した新素材として活用。この農業副産物を活用した環境配慮型素材は、化粧品メーカー、健康食品企業、工業メーカー、農業関係者など、さまざまな業界で活用が検討されている。

美容や健康、工業など幅広い分野で研究・活用が進むシリカ

シリカは地球や植物に広く存在する成分。自然界や植物に含まれる成分としてさまざまな分野で研究されており、工業や環境分野でも重要な素材として活用されている。美容や健康、食品・栄養分野での研究や、タイヤ、プラスチック、塗料などの工業・マテリアル分野、建材や環境分野など、幅広い領域で素材としての活用が検討されている。

美容から医療まで幅広い応用が可能

現在、美しさをつくる素材には「自然由来の力」が求められている。もみ殻シリカは、稲作の副産物である“もみ殻”から生まれた高純度ミネラル。余分な皮脂を吸着し、さらっとした使用感を与えるほか、光を拡散して肌表面をなめらかに見せることができる。化粧品やスキンケア、ヘアケア製品に取り入れることで、「ナチュラル×高機能」を両立し、環境にも配慮した次世代素材として、化粧品分野での活用が検討されている。また、自然由来素材として栄養や健康分野での研究や素材活用でも検討されている。食品や飲料分野においても素材特性を活かした応用の可能性があり、自然由来素材として、新しい食品・健康分野への活用が注目されている。医療・ライフサイエンス分野でも研究対象として注目されており、その多孔質構造や素材特性から、医療・ライフサイエンス分野でも、自然由来素材として活用可能性の研究が進められている。

建築や工業、環境分野での応用に期待

自然由来のシリカ素材として、建築・インフラ分野では建材用途への活用が検討されている。また、環境分野では、水質や土壌に関する研究など、素材特性を活かしたさまざまな用途への展開が期待されている。

自然素材でありながら工業用途に求められる機能性を兼ね備え、工業、マテリアル分野では、タイヤ、プラスチック、塗料などへの活用が検討されている。「軽くて強い」「捨てずに活かす」新素材として、次世代マテリアルの進化を支えることができる。建築、インフラでは、コンクリートやアスファルト、塗料、断熱材などに応用でき、人と環境の両面に配慮した建築材料として活用が検討されている。また、大気・水・土壌での素材研究から、太陽光パネルや蓄電素材への応用検討まで、環境技術分野での活用も期待されている。

相性のいい産業分野

農業・林業・水産業

地域で発生するもみ殻を地元で高価値化し、減農薬・土壌再生を可能にする循環型農業モデルの構築

製造業・メーカー

環境に配慮した自然由来のコスメ、日用品など生活雑貨への展開

資源・マテリアル

グリーンタイヤ用シリカ、軽量樹脂、高断熱建材、コンクリート補強材としての高機能フィラー

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。 Top Image : © 株式会社 ニューシリカジャパン

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