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2023.11.14
知財ニュース
パナソニックグループ、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」でAIや車載システムなど、未来のモビリティ体験を出展
パナソニックグループは、2023年10月26日(木)から11月5日(日)まで東京ビッグサイトで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にブースを出展した。
JAPAN MOBILITY SHOW 2023は、従来の「東京モーターショー」から名称を変更し、モビリティの枠を超え、さまざまな産業とモビリティの未来を担うスタートアップ育成の場として、「未来の日本」を来場者に体感してもらう展示会へと変革し開催された。
パナソニックグループは、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現を目指して、「地球環境問題の解決」への貢献と「一人ひとりの生涯の健康・安全・快適」の領域での役立ちの創出に取り組んでおり、今回の展示では、同社が思い描く将来のくらしを、「笑顔が循環するくらしへ。」を表現し、モビリティが家・街・人をつなぎ、移動によって誰かを笑顔にする社会の実現に向けた取り組みをテーマに出展。
「まるでリビングのように家族と一緒にくつろげるような車室空間」、「クルマ、自転車、歩行者がお互いに安心して移動できる機能、意識しなくても環境にも貢献できるドライビング」などをテーマにした未来のモビリティ体験「Mobile Living Room」では、実際に乗車ができ、安心で快適な未来の移動を体験できる展示がされた。
この体験では、周囲360度の景色を楽しみながらドライブができ、ガイド役のAI(人工知能)が画面で目的地やルート、カフェに行く際などはそのウェブサイトを表示し、予約を入れてくれるなど様々な提案をしてくれる。他にも走行時のリスクや電力消費を抑え、二酸化炭素排出の低減ができる「のんびりモード」で走行なども提案してくれるのだという。
EV普及においては、その貢献につながるパナソニックグループの広範な車載デバイス・ソリューションを一堂に集め、融合したモビリティとして紹介した。同社の製品・技術が車内の様々な場所で活用され、どのように環境課題解決や快適な車室と安心安全の実現(Well-Being)に貢献しているかを、光やタッチパネルを用いて直感的に理解できる展示を行った。
他にも、太陽光がつくる電気を、蓄電池や電気自動車にためて、必要なときに自由に使う、クリーンエネルギーの活用の仕組みを映像で表現。家の中が実物大で見える大きな窓をスクリーンとして映像投影するとともに、平常時も停電時も効率よく電気を活用するクリーンエネルギーのプラットフォームとしてV2H蓄電システム「eneplat」を展示した。
また、ITS(高度道路交通システム)を使用した自転車と自動車との車車間通信により、見通しの悪い交差点での出会い頭事故を回避するバーチャルデモンストレーションなども行われた。
Top Image : © パナソニック ホールディングス 株式会社