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2023.07.21

知財ニュース

株式会社イノカ、関西大学イノベーション創生センター内にラボを設立─再生医療を活用したサンゴ礁研究を加速

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環境移送ベンチャーの株式会社イノカは7月1日、関西大学内に関西ラボ(大阪府吹田市)を設立した。再生医療を活用したサンゴ保全に向けた研究・技術開発、環境教育を推進し、西日本エリアでの企業や自治体との連携を強化並びに事業拡大・研究開発推進を加速する。

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活動内容は、主に2つ。1つは酸化チタンをはじめとした再生医療を活用したサンゴの高速培養を基軸に、革新的な技術開発を推進することで産学連携など分野を横断した研究活動を目指す。

2つ目は、商業施設などに移動式の水槽を設置し、子どもたちにサンゴや海洋生物の魅力を伝える「出張サンゴ礁ラボ」、サンゴ礁生態系の水槽設置、水槽を活用した研究を西日本エリアで展開可能にする。

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ラボの設立は、2022年6月、環境移送技術を活用したサンゴ保全に向けた技術開発の強化を図るべく、同社の取締役 CTO(Chief Technology Officer) に、医療材料・再生医療の専門家である関西大学教授上田正人が就任したことが背景にある。今後、関西大学をはじめ、西日本の企業や大学・研究機関などと連携し、ブルーエコノミーの創出を目指していく。

プレスリリースはこちら

Top Image : © 株式会社 イノカ

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