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2025.03.31

知財ニュース

Osaka Metro、顔認証改札を3月25日開始、130駅に導入完了―大阪・関西万博へ向けチケットレス化加速

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Osaka Metroは、3月25日から「ウォークスルー型顔認証改札サービス」を開始する。

事前に顔情報を登録しておくだけで、切符やICカードを取り出すことなく改札を通過できる「ウォークスルー型顔認証改札サービス」は、2025年大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取組みの一環として、よりスムーズで便利な移動を実現するために実施されるもの。

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顔認証改札機は、すでにOsaka Metro全134駅のうち130駅に設置されている。今回スタートする新サービスを利用するには、まずOsaka Metroの公式アプリ「e METROアプリ」をダウンロードして会員登録を行い、アプリ内の会員サイトで自分の顔写真を登録。

その後、「e METROアプリ」でデジタル乗車券を購入し利用設定を済ませれば、顔認証に対応した改札機をスムーズに通過できるという。

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同サービスの導入により、万博開催時には従来の「交通系ICカード」や「QRコードを使ったデジタル乗車券」、「クレジットカードなどのタッチ決済」に加えて、顔認証という新しい選択肢が追加されることになる。これにより、国内外から訪れる多くの人々が、自身のニーズに合った方法でOsaka Metroを利用できるサービスを目指す。

注意点として、顔認証改札サービスは、ICカードや定期券での利用はできない。利用できるのは、「e METROアプリ」で購入した「Osaka Metro 26時間券」や「Osaka Metro 48時間券」などのデジタル乗車券に限られる。

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個人情報の取扱いとしては、顔認証用カメラは常に稼働しているが、録画は行っていない。カメラが利用者の顔を検知・認識すると、対象者の顔を特徴量データに変換し、事前に登録された情報と照合。認証が完了するとデータはすぐに破棄されるため、プライバシーにも配慮されている。

また、改札機周辺で他の人がカメラに映り込む可能性はあるが、映像が録画や保存されることはないという。

Osaka Metroは、今回の新サービスの導入をはじめ、今後も様々な取り組みを通じて国内外の利用者がより快適で便利な移動ができるように努めていきたいとしている。サービスの詳細な利用方法については、Osaka Metroの公式ホームページで確認可能。

プレスリリースはこちら

Osaka Metro 公式ホームページ 「e METRO デジタル乗車券を顔認証で使う」

Top Image : © Osaka Metro

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