株式会社ネクイノと、南海電気鉄道株式会社、泉北高速鉄道株式会社は、南海電鉄の難波駅と泉北高速の泉ケ丘駅及び南海電鉄の商業施設などの一部女性用トイレで生理用ナプキンを無料提供する実証実験を今春から開始する。

本実証実験は、ネクイノが2022年3月頃から提供を開始する専用アプリをダウンロード・起動し、女性用トイレに設置しているディスペンサーにスマートフォンをかざすことで、生理用ナプキンを無料で提供するサービスを用いて実施するもの。

3社は多様な利用者の利便性向上を目的として、生理用ナプキンを提供できる環境を整備すべく、本実証実験を通じて利用者のニーズや寄せられる意見などを把握し、最適な形での導入を検討するという。なお、駅の改札内にある女性用トイレに導入するのは関西の鉄道会社で初めてとのこと。

本プロダクトはIoTデバイスとして開発するため、クラウドを通じて持続的にサービスをアップデートしていくことが可能となる。デバイスのQRコードを通じた情報提供など、画面を通じたコミュニケーション接点を実装できる。

ネクイノは「トイレの利用者や、施設からのリクエストを定期的に集約し、様々な共創パートナーと本質的なサービス拡張を継続していきます」とし、スマルナのサービス開発を通して培ってきた強みを、本事業と連結させることで、よりスマートな「オンライン診察」のきっかけを提供することを視野に入れていると発表している。

＜実証実験の概要＞
(1)内容
専用アプリ（無料）を通じて生理用ナプキンを無料で提供するサービスを、駅や商業施設などの女性用トイレで展開するもの。

(2)利用方法
①専用アプリをダウンロード（個室トイレ内でもQRコードよりダウンロード可能）
②女性用トイレ内に設置しているディスペンサーにスマートフォンをかざしQRコードを読み取り、ディスペンサーから生理用品を受け取る（無料）

(3)期間
2022年春から（約3ヶ月予定）

(4)場所
【駅】難波駅3階東、難波駅3階西、泉ケ丘駅
【施設】なんばパークス3階、なんばスカイオ10階、パークスタワー7階、なんばCITY従業員用の一部女性用トイレ

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株式会社ネクイノ 代表取締役・石井健一氏のインタビュー記事はこちら

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