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2023.06.22
知財ニュース
スマホ撮影で木材を即データ化、管理・販売できるサービス「EMARF scan」α版が開始─流通の難しい木材、端材を販売へ

木材のクラウドプレカットサービス「EMARF」は2023年4月13日、新たなデジタルプラットフォーム「EMARF scan」のローンチに先駆け、α版のサービス運用を開始した。ユーザーがスマートフォンで撮影した木材を即時データ化し、それらの管理・販売を可能にする。
「EMARF scan」は、木材をスマートフォンで撮影するだけで、流通が困難だった不揃いな非規格材や希少木材も即時データ化し一元管理・販売を可能にするサービス。木材にサイズや材種、等級、乾燥状態、保管場所などの詳細情報を紐づけることで、様々な材木をデータベース上に登録・販売できる。スキャンしデータ化することで、廃棄するしかなかった木材も活用することができるようになる。
また登録された木材データは、あらゆるデザインソフトに対応するファイル形式「DXF」で書き出し可能。WEB上で管理・販売できるようにすることで、木材生産者にとっての新たな木材流通を開拓するのみならず、デザイナーや設計者をはじめとする消費者にとっての木材活用の可能性を広げるサービスとなっている。
なお、今回のα版は、全国150箇所以上のShopBotオーナーと全国の林業従事者が対象(α版では、決済機能が未実装のため、販売には個人間のやり取りが必要)。α版の運用後は、一般ユーザーが、「EMARF scan」に登録された材木をEMARF上で閲覧・選択し、ものづくりに活用できるようサービス開発を進めていくとしている。
同社では、一般的なプロセスを省き、本サービスで生産者と購入者を直接繋げることで、木材の低価格化を促進する。すべての木材が廃棄されない循環型社会の実現を目指していくとしている。
Top Image : © VUILD 株式会社