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2024.03.04

知財ニュース

PxDT、塩野義製薬と共同開発のガンマ波サウンドをBGMに施した「ガンマ波サウンド天気予報」を放送中─認知機能ケアに期待

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ダイバーシティ&ヘルスケア領域での研究開発および事業化を目指すピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)は、塩野義製薬と共同開発した「ガンマ波サウンド」を用いて、文化放送にてラジオ番組「ガンマ波サウンド天気予報」をレギュラー放送中。ガンマ波サウンドを用いたラジオ番組でのレギュラー放送は日本初となる。

ガンマ波サウンド」とは、PxDTと塩野義製薬が共同開発した、日常生活を送りながら認知機能ケアができる可能性のある音。テレビやラジオなど、日常のあらゆる音をリアルタイムに40Hz変調を施すことで、日常生活を送りながら認知機能ケアできる可能性のある音だ。

40Hzの周波数は、ヒトが記憶や推論などの問題解決型の思考をするときに現れる脳波「ガンマ波」と同じ帯域。認知機能障害時には、脳内で認知機能を発揮するのに必要とされる脳の特定のリズム活動(ガンマ波)が低下していることが特徴の一つとして報告されており、40Hz周期の音の呈示によって、マウスの認知機能が改善した研究結果や、ヒトを対象とした臨床試験においても認知機能悪化の抑制や脳萎縮の抑制を示唆する研究結果が得られており、40Hz周期の音は世界的に注目を集めている。

従来の研究で用いられた40Hz音は、音声情報などを含めることの出来ない単調なパルス音だったため、毎日聞き続けるのは難しく、日常生活の中に取り込みづらいとされてきた。

そこで両者は、テレビやラジオなどの音をリアルタイムに40Hz変調を施すことができる特殊な技術、ガンマ波変調技術を用いた「ガンマ波サウンド」を開発。日常生活への取り入れを促進したい考えだ。

文化放送「ガンマ波サウンド天気予報」は、ガンマ波サウンドに変調したBGMを使用した天気予報で、文化放送にて放送中のワイド番組「おはよう寺ちゃん」内で平日午前5時05分より放送。

同社は、「シニア層のリスナーが多い早朝の時間帯で、且つ平日毎日放送をさせていただくことで、ガンマ波サウンドを日常的に取り込む習慣づくりのきっかけになれば」としている。

プレスリリースはこちら(1)(2)

Top Image : © ピクシーダストテクノロジーズ 株式会社

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