【品川テクノロジーテラス2025 MIXTURE FUTURE】イベントレポート ⎯企業と地域の人々がMIXし、未来を語り合う2日間
品川港南⎯それは、時代のニーズに応じて進化し続けてきた都市。幕末にはペリー来航を受け、国防の要として砲台が築かれ、明治以降は鉄道や港湾の整備によって交通と物流の拠点として発展しました。高度経済成長期には埋立地を活用して工業地として栄え、その後、商業化によってオフィスビルが立ち並ぶビジネス街としての姿を強めていきました。そして現代、品川駅は新幹線に加え、将来のリニア中央新幹線の起点として、国内外をつなぐ日本の玄関口として注目されています。
現在、この地域には日本を代表するモノづくり企業やスタートアップが集積しています。NTTアーバンソリューションズ主催の「MIXTURE FUTURE 品川テクノロジーテラス2025」は企業間の垣根を超えた交流と、地域住民との連携を促進することで新たな社会ニーズに応える契機となるイベントとして企画されました。
異なる立場や視点を持つ人々が、意見やアイデアを共有することで、多様な要素が混ざり合い、予想を超える創造が生まれる可能性があります。このイベントで特筆すべきは、企業同士の交流に留まらず、地域住民が主体的に参加し、意見を交わす場が設けられている点です。これにより、品川港南ならではの独自の未来を共に描き、形にしていくことを目指しています。
本記事では、知財図鑑の取材ライターがこのイベントの見どころ、品川港南から生み出される新たなテクノロジーの数々をご紹介いたします。