Mirai issue 2024.07.23 ISSUE 067 製造業・メーカー 製品ライフサイクルの最適化 リサイクル・リユース,SDGs,プロダクト, モノのトレーサビリティやリファビッシュ技術(修理・清掃・部品交換)が高度化することで、製品の設計段階からリユースを考慮した持続可能な製品ライフサイクルの構築が可能となる。地球環境の保護や資源の節約になるだけではなく、新たなビジネスモデルとカルチャーの創出が期待できる。 ISSUE 065 ISSUE 068 目次 この未来イシューに関連する知財 この未来イシューに関連する知財 衣服の裁断くずで作られたサステナブルな衣服 UpCycleLino(アップサイクルリノ) 知財ハンターのコメント 洋服を作る際に生じる余り布の裁断くずを原料として作り出される衣服プロダクト。リネン生地の裁断くずを粉砕し一度ワタに戻し、そこからあらためて糸(アップサイクル糸)として糸を紡ぎ出し、新たな生地を織ることで、新たな服として生まれ変わらせます。 自分の手でパーツを修理・交換できるエシカルなスマートフォン Fairphone(フェアフォン) 知財ハンターのコメント 自分の手でパーツを修理・交換できる持続可能性の高いスマートフォン。リサイクル素材を多く使用し、パーツは全てDIYで交換できるよう設計されています。長期間使用でき、環境負荷が少なく、SDGsに貢献するスマートフォンとして、普及が期待されます。 サステナブルなジーンズのシェアリングサービス MUD Jeans(マッド・ジーンズ) 知財ハンターのコメント サブスクリプション型のジーンズブランドで、初回登録料と月額料金を支払うことでジーンズを1年間レンタルでき、リース期間終了後に新しいジーンズと交換するか、買い取るかを選択します。処分の代わりにサーキュラーエコノミーを促進するサービスです。 フードロスを減らす新たな流通プラットフォーム KURADASHI 知財ハンターのコメント 従来は廃棄されていた食品を引き取り、消費者へ低価格で再流通させることでフードロス削減に取り組むフードシェアリングプラットフォーム。食品の廃棄コスト削減のメリットのほか、サービスを通して売り上げの一部を様々な社会貢献団体に寄付できます。 素材から循環型の都市づくりを目指すプロジェクト RECAPTURE(リキャプチャー) 知財ハンターのコメント 「Recapture」は、⽣分解性バイオマス素材や有機廃棄物などを3Dプリンターによって加⼯・再利⽤し、 循環型の都市づくりを⽬指すプロジェクト。土に埋めると腐り自然に還る家具や、コーヒーかすを素材とした家具をこれまでに制作しています。 生地の廃棄ロスを最小限にする型紙から衣服を作るプロジェクト アルゴミック・クチュール 知財ハンターのコメント 伝統的なオートクチュール文化をデジタル化するプロジェクト。一般的に15%ほど生地の廃棄ロスが出るといわれている立体裁断に対し、着用者の3Dデータから廃棄分を最小限に抑えられるよう最適化された型紙を独自のアルゴリズムで自動生成しています。 この記事のタグ リサイクル・リユース 150SDGs 447プロダクト 694 広告 未来イシュー一覧へ戻る
知財ハンターのコメント
洋服を作る際に生じる余り布の裁断くずを原料として作り出される衣服プロダクト。リネン生地の裁断くずを粉砕し一度ワタに戻し、そこからあらためて糸(アップサイクル糸)として糸を紡ぎ出し、新たな生地を織ることで、新たな服として生まれ変わらせます。