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2025.05.02
知財ニュース
シオノギとピクシーダスト、「ながら時間」で脳を鍛えるイヤホン発売―「ガンマ波サウンド™︎」を世界初搭載

シオノギヘルスケアとピクシーダストテクノロジーズは、日常生活の「ながら時間」で脳を鍛えられるオープンイヤー型イヤホン「kikippa(ききっぱ)イヤホン」を、2025年5月8日より発売する。「ガンマ波サウンド™︎」を用いた「kikippa」シリーズの第2弾で、イヤホンへの搭載は世界初となる。
「ガンマ波」は脳波の1つで、記憶や集中力に関係しており、加齢などで弱まるとされている。「ガンマ波サウンド™︎」は、ガンマ波と同じ40Hz前後の周期で変調した音。音楽や音声、番組などを変調でき、音による刺激で脳を鍛えることができる。音の変調技術は、両社が共同開発した(特許取得、第7307929号など)。
「kikippa」シリーズ第1弾は置き型スピーカーで、設置場所での利用を前提としていた。今回の「kikippaイヤホン」は場所を選ばず、変調音の「ながら聴き」が可能になる。家事や勉強、運動、通勤といった日常生活の傍らで利用でき、手軽に脳を鍛えられる。
日常使いしやすい仕様も特徴だ。オープンイヤー型のため耳をふさがず、周囲の声や環境音も把握可能。「ガンマ波サウンド™︎」モードはオン・オフでき、一般的なイヤホンとしても利用できる。音響にもこだわり、低音域から高音域まで鮮明に再現して、臨場感のある音を提供する。
音声通話やオンライン会議でも利用できる。マイク2基に電波・音波を特定ポイントに集中させるビームフォーミング技術を搭載しており、雑音の少ないクリアな会話が可能。セットのスタンドに置くだけで充電できる手軽さもポイントだ。
また「kikippaイヤホン」専用アプリでは、「ガンマ波サウンド™︎」の強弱を5段階で変更したり、聴取時間を確認したりが可能。脳の状態を確認する認知機能チェックツールなども利用できる。
「kikippaイヤホン」の価格は29,700円。シオノギヘルスケアとピクシーダストテクノロジーズは今後、ヘルスケアなどの従来の市場の枠を超える「新しい習慣形成型」プロダクトとして、新たな市場開拓を目指すという。
Top Image : © ピクシーダストテクノロジーズ 株式会社