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2025.04.11

知財ニュース

大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」公開

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2025年大阪・関西万博に向けたシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」が、2025年3月23日にメディア向けに全館公開された。本館はテーマ事業「いのちを高める」を担う中島さち子氏(株式会社steAm代表)がプロデュースし、「創造性の民主化」を理念に掲げた。

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館内では、数学・科学・音楽・アートが融合した五感体験型の展示が主軸となっており、アートが融合する不思議な楽器(角命・音触・ごちゃまぜオーケストラ等)や、自分に問いかける仕掛け(Co-クラゲ)、ごみから生まれた多様なアート・楽器などが展示され、五感や身体を使った多様な遊びを通じて、双方向に感じ合う体験展示となっている。

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展示には、触れると音と光が反応するスライミーな楽器、ペンで書く体験展示で、思考を促す「Co-クラゲ」、廃材から生まれたアートなどが含まれる。

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地下スペースでは、ほの暗い地下空間で、感覚を研ぎ澄ましながら音を全身で感じることのできる空間で、世界各地の音を聴いて感覚を研ぎ澄ませる「わたしを聴く」展示と、参加型没入型の360度の映像・音響体験で、人が動くとクラゲが反応する仕掛けの「わたしを祝う」の体験が展開されている。祭りや郷土芸能の360度映像と生演奏に触れられる。これらの演出により、来場者が自らの内面と向き合い、「つくる喜び」を自然と体感することができる。

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また、クラゲ館では多様性・包摂性の象徴として、アテンダントユニフォームの発表も行われた。パラリンピアンやアーティストなど多様な背景を持つ人物がモデルを務め、「社会をかき混ぜる存在=インクルーシブマドラー」としての役割を体現する。さらに、音楽家たちが集うKURAGE Bandによる生演奏や来場者との協奏パフォーマンスが実施され、共創・協奏の場が現出される。

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クラゲ館のコンセプトには、STEAM教育(科学、技術、工学、アート、数学)が根底にある。名前の由来でもある「クラゲ」は、創造性を育む「揺らぎある遊び」の象徴とされ、五感や身体を活用した非言語的な表現を重視している。

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Top Image ©︎: 株式会社steAm

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