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2022.09.02
クリーンエネルギーの未来を実現する“発電知財”
人類の生活スタイルの発展に応じて、エネルギー利用は、人間が便利に生活する上で高度化・多様化してきました。電気を始めとしたエネルギー需要量も世界中で拡大し続ける中、二酸化炭素や窒素酸化物を排出しない、環境負荷のリスクの少ないクリーンエネルギーや再生エネルギーへのエネルギーシフトの動きは、世界中で加速しています。
2050年カーボンニュートラル実現や、2030年の温室効果ガス排出量46%削減の実現を目指す中で、日本における経済産業省でも2022年5月に「クリーンエネルギー戦略」が整理され、クリーンエネルギー中心の経済社会、産業構造への転換に向けて、脱炭素化の取り組みが進められています。
太陽光・水力・風力・地熱発電などの自然エネルギーのほか、近年では、泥・微生物・振動、また体温・心電など人体からの発電も開発されています。この特集では、自然や既存の環境からエネルギーを取り出し発電する、持続可能な地球環境を実現するエネルギー知財を紹介します。
知財図鑑では特集に関連する知財情報を随時追加していきます。 知財の掲載希望はこちらからお問い合わせ下さい。
知財ハンターのコメント
植物と共存する微生物が放電する電気を利用した発電技術。植物が根を張る土壌や水場に電極を挿すだけで、安定的な電力が得られます。CO2を排出せず、植物と水があれば半永久的に電力供給が可能なことから、環境に優しい発電技術として注目されています。