No.615
完全に体内で分解する、「食べられる」電子デバイス
可食ワイヤレス生体情報センサ

概要
「可食ワイヤレス生体情報センサ」とは、体内で完全に分解するカプセル型可食センサー。外カプセルと内カプセル、通信機能付きアンテナで構成され、消化管内をセンシングする。従来、経口摂取型のデバイスは不消化性の材料でできており、体内に滞留するリスクなどがあった。一方、本カプセルセンサーは可食金属やライスペーパーなどの消化可能な材料のみで作られており、体内で完全に分解される。医療をはじめとするさまざまな分野での活用が期待されている。



なぜできるのか?
腸内で開く2層のカプセル
「可食ワイヤレス生体情報センサ」は、腸溶性コーティング外カプセルと、腸内細菌で分解するシートと可食アンテナを含む内カプセルから構成。内側のカプセルは腸内細菌の分解で開き、腸内細菌の活性度が高いほど開くタイミングが早くなる。
腸内細菌の活性を検知するアンテナ
カプセル内部の基板には、極薄の金で作製した可食アンテナを実装。アンテナが体液に触れると発する信号が変化するため、体外から腸内細菌の活性度が分かる。
無線LANの周波数帯を使用
センサーは、体外から電波を当てると特定の信号を返信。信号の送受信には、無線LANで使用される5GHz帯の電波が用いられるため、将来的にスマートフォンなどとの連携がしやすい。
低コストで実現可能
金は厚さ約100ナノ(1000万分の1)メートルに加工して用いるため、低コストで作製可能。より安価なカーボンペーストを採用すると更にコスト削減が可能という。
妄想プロジェクト
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。 Top Image : © Getty images






